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孤児院と怖さ ページ34

そらるside





ついに着いてしまった。



Aはとても嬉しそうに孤児院を眺めている。




『やっと、会える…!』


さ「…会えるとええな…」


う「っ…」




みんなは少し思いつめたような顔をして目を輝かせているAを見ている。




そ「A、おいで。」


『ん〜』




これが最後かもしれない、そんなことを思い、抱きしめた。




『…!!そらるしゃん!離して!!』




Aは何かを見つけると俺を押しどけて走っていった。



その先には…




『お父さん…!!』


父「ん…?A…?」


『お父さんっ…!!』


父「会いたかったっ…!」




泣きながら抱き合うAと父親を見てこっちの方が幸せだろうな、なんて思ったり。




父「どうして、ここへ…!?」


『そらるしゃん達が…』


父「そらる…?」


そ「こんにちは。」


父「まぁ、話はあとだ。入ってくれ。」


そ「ありがとうございます。A、おい、で…」


父「A、怪我はないか?軽いな〜」


そ「っ…」


ま「そらるさん…」




おいで、そう言って振り向くと



すでにAは父親…いや、涼斗さんに抱っこされていて



寂しさと共に…



大きな“怖さ”を感じた。



Aはここに残ると言うのではないか、



父親と居たいって思うのは同じなのだから。





父「Aは遊んでおいで。」


『ううん、お父さんといる!』
 

父「はは、そうかそうか〜。」


そ「あの。」





二人は久しぶりの再開に喜んでいた。



当たり前だ、これが家族だから。



二人で話しているとき、ついに話しかけると…



父「あぁ、すまんすまん。」




そう言って優しく微笑んでくれた。




父「その、だな…」


そ「はい。」


父「A、少し遊んでてくれ。」
 

『はぁーい!』



Aがいると話ずらいのか遊びに行かせた。



う「Aを追い出す、ということはAについて、ですね。」


父「あぁ、これからのAのことについてだ。」


そ「…Aは、ここにいた方が、幸せだと思います。」




俺は覚悟を決めて言った。



天「っ…そらるさん…!!」


父「いや、俺も会った瞬間はそう思っていた。でも__」




涼斗さんから出てきた言葉に


俺らは耳を疑った。




_____________
お父さん=涼斗
涼斗という名前にしました!

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瑠歌(プロフ) - えまって、トイレットペーパーかわいそうwwお金wwww (2022年9月1日 15時) (レス) @page50 id: 2a2ca5b148 (このIDを非表示/違反報告)
歌い手の信者 - ごちそうさまでした・・・・・・・。一言いいですか?なのさん、神過ぎます! (2020年6月6日 5時) (レス) id: cff600fdbd (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです! (2020年4月10日 17時) (レス) id: 18e720f77c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 千春さん» 了解です!!リクエストありがとうございます!! (2019年12月8日 17時) (レス) id: 2bdc6ab8ba (このIDを非表示/違反報告)
千春 - お願いがあります。96猫も続編に入れてください。お願いします。 (2019年12月8日 16時) (レス) id: c6d92e4cb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なの | 作成日時:2018年4月23日 20時

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