奪い愛【銀魂】

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あの後ろ姿…

｢あ！…あれ、土方さんじゃ！｣

私はそう指をさして彼らしき人にかけよる

傘を持っていた新八くんが叫んでいたが気にせずに走る

｢土方さん！！｣

土方さんは見掛けによらず、意外と優しい。
だから私の信頼のおける人の中でもよりすぐりの良い人だ

｢あぁ……て、…A…なんでここに｣

後ろを振り向いた土方さんに抱きつく

土方さんってなんか抱き心地いいよなぁ…
ガッチリしてて安心感がある。

｢それはこっちのセリフですよ…土方さんこそなんでこんなとこに｣

土方さんがこんなはちゃめちゃな場所に来るはずない。
まさか、彼女……

心がチクリと痛む。
なにこれ…



後ろにいる3人はというと、

銀時と新八に対して神楽はジトっとした目を向けた
｢ふっ…アレじゃトシにとられるのも時間の問題アルな｣
｢そ、そんなことっ｣
｢あのニコチンコ野郎にAが惚れるわけ……ねぇよ…なぁ、新八ィ｣

自分で言っておいて自信を無くす銀時であった




土方さんの話をきくに、松平のとっつぁん…幕府の偉い人が娘のデートをみにきたらしい。
総悟と近藤さんもその暗殺計画にノリノリらしく、それを止めるため仕方なく遊園地に入場するらしい


｢なんか、楽しそうですね！…土方さんたちとも遊園地…まわりたいな…なんて、｣

頬を赤く染めながら土方さんにおねだりに近いものをするA

いつもよりさらに可愛くなっているAを前にして土方が断れるわけもなく、Aのおねだりをまんまと承諾した

｢ちっ…俺は副流煙になってもしらねぇぞ…｣

さっきからずっと機嫌の悪い銀ちゃん

｢もう…あんたは…大人気ないですよ！｣

新八くんが正論を言い放つ

傘は一向に新八くんがもっている

｢新八くん、疲れてない？…重いよその傘…｣

｢いやぁ！全然！こんなの軽いです！｣

張り切って傘を振りまわした新八くん

｢なんでわたしのはもってくれないアルか…｣

なんて愚痴る神楽ちゃん

土方さんについていくとメリーゴーランドに乗り込む怪しい3人組を発見した

きっと総悟たちだろう



そうおもい私たちは走ってメリーゴーランドに乗った


｢あれィ…Aじゃねぇかィ…そこの土方打つんでちょっと離れてくだせェ｣

サングラスをかけ銃を土方さんに向ける総悟

｢おいぃ！てめぇ｣

なんてしながらメリーゴーランドに乗り込んだ



座るところを選んでいると


｢おい、お前はあっち行け｣

｢いやお前があっち行けよ｣

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