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18- ページ18

起きると横にはきれいな顔があった

栗色の髪の隙間から長いまつ毛がみえた

いつもは憎らしい顔も寝ている間はかわいらしかった

「ん…A……」

彼の口から思いもよら無い言葉が発されて驚きが隠せない

でも、泣きそうな声で言われてしまった

「どこもいかないよ…」


酒を飲んでからの記憶がない。


頭は完全に二日酔いの痛みを伴っている

もう一度総悟の腕に頭をおいた







目を覚ますともう昼近くになっていた

目を開けると横でじっと私の顔をみている男に気がついた


「あり、やっとおきたかィ」

「ん…おはよ…」

目を擦りながら総悟をみやる

「もう昼時だってのに…帰らなくていいんですかィ?…それとも俺が恋しいのかィ」

「…んー…ちょっと、だけ…寂しいよ…」

寝起きはなんだか人に弱々しくなってしまう

「じょ、冗談だっての……寂しいなら…もう少し一緒に居てやってもいいぜィ」

顔を赤くしながら、頬を掻く総悟

かわいいとこあるじゃん、

でも…

「だぁめ…私万事屋好きだから」

悪戯に総悟の手を握る

「へへっ…負けちまうかィ……あんま人をおちょくらないでくだせェ」

たまには総悟にひと泡吹かせるのも悪くない


昨日の夜から酒を飲んだAに完全に弄ばれていたのは総悟だったというのに。Aはその記憶を覚えていなかった


「じゃあそろそろかえるね…今頃みんな寂しがってるだろうし!」

満面の笑みでいった

総悟も薄く笑い返した


私は荷物をもって玄関にいこうとして
玄関に向かう前に隊士達が集まっている所にむかった。
総悟がきっとこの時間なら食堂というものだったので食堂にむかう

「えっと、1日だけだったんですけど、ありがとうございました!みなさん仲良しそうで…またきてもいいですか?」

会釈をそえてみんなの顔をみる

「Aさああぁん!もうちょっといてくれたっていいんですよ!」
「またきてください!」
「俺たちの癒しが〜」

私がいなくなることを悲しんでくれていることが嬉しかった

「またきますよ!では!」

悲しい別れはしたくない。私は万事屋という帰るべき所に帰らなくては

「A…玄関まで送る」


土方さんはそういって私についてきてくれた

総悟はもう少しサボるといって2度寝をかましている

「土方さん…寂しかったりします?」

「あぁ…そんなんじゃ…ねぇよ…次は2人で、会わねえか」

照れ隠しするように顔をおさえる土方さん

「いいですよ!」

私は笑顔で手を振った

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設定タグ:逆ハー , 銀魂 , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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エト(プロフ) - さらさん» いえいえ!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ひゃー!!!ありがとうございます!!!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» まじです!!おまちしてます!!!!(><) (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まじですか!!!ありがとうございます!!これからドンドンしていきますね!!!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» バンバンください!!ネタがうかばなくて(笑)さらさんのリクエストたすかります!!ありがとうございます!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エト | 作成日時:2020年5月9日 14時

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