元カノは幽霊じゃない。 ページ22
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うずまきに入ったAと少年。
欲しいものを(多く)頼んだ少年。
平然とした
少年は心の中で『太宰さん』とやらに謝っといた。
『店長!もしかして、探偵社と面識ある?それならさ、探偵社の太宰にツケといてよ。我、太宰とすんごーく仲が良いからさ!お願いね、店長!』
店長(仮)の返答を聞かずに喋り続けたA。
それを見た少年は聞いたのだ。
『お姉さん、この店来たことあるの?』
『え?あるわけないじゃん!我、日本に帰ってきたの昨日か一ヶ月前だぞ!どっちかは忘れたがな!』
あーっはっはっはっはっはっは、と大声をあげ笑うA。
少年は尊敬した。
こんなにも人と仲良く(?)できるコミュニケーション能力を持っているのか。
こんなにも公共の場でうるせえ声で爆笑できるのか。
初めて入った店の店長にツケを頼むところとか。
今までの少年の平凡な日々からは考えられなかった。
「お姉さん、もしかしてその探偵社に勤めてるの?」
少年はいつの間にか警戒を説いていた。
こんなにもコミュニケーション能力が高いのならきっといい職業についているのだろう。
先刻、日本に帰ってきたと言っていたから外交官とかなんだろう。
「我?ふっふっふ、聞いてしまったか少年」
「え、や、聞いてないです」
少年は直ぐに聞くのをやめ、警戒した。
此奴、ヤバい奴やん。
「実はな、、」
此奴、そう云えば話通じなかった。
「我、戸籍ないねん。いや、正確に言えば戸籍にバッテンつけられちゃった」
5秒ぐらい時が流れた。
凄すぎるカミングアウトしたAは何もなかったかのように、お冷やを飲んだ。
凄すぎるカミングアウトをされた少年は口を開けたまま座っていた。
「お待たせしました。ご注文のデラックスチョコパフェとデラックスストロベリーパフェ、デラックスバナナパフェです」
女給さんの言葉に少年の意識はこちら側に戻ってきた。
デラックスチョコパフェとデラックスストロベリーパフェ、デラックスバナナパフェ、通称
「お姉さん、もしかして幽霊?」
「これが伝説の3DXか!」
聞こえていないフリをするわけがないAに少年は呆れた。
一つ、1500円するパフェを人の金で食うのは美味い。
少年はお姉さんの事だから、と
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ちくわ - 好きすぎます (2月20日 3時) (レス) @page37 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
米粉めこ - 最高です!面白すぎて腹筋こわれましたwww (12月10日 18時) (レス) @page36 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - こういうお話好きです!続き待ってます!!! (2022年9月18日 16時) (レス) id: f16cf667ce (このIDを非表示/違反報告)
遠藤氏(プロフ) - 三斗(トリップ願望者)さん» 自分も笑ってこようって思いまして、入社試験の回を読もうと思ったらどれが入社試験の回なのかわからず、どうしてこんなサブタイにしたのか後悔してますwww (2022年7月30日 18時) (レス) id: d7905a84e3 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - 超笑ったwwwww途中呼吸できなくなったわwwwww(入社試験のやつで) (2022年7月30日 17時) (レス) @page35 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遠藤氏 | 作成日時:2020年5月13日 20時