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青子side
夜、寝る前に快斗を誰もいないリビングに呼んだ。
理由は快斗に想いを伝えるため。
黒「よぉ、どした?俺に用事って。」
いつも通り軽く登場してきた快斗
こっちの気も知らないで。
「実はね、ずっと快斗に伝えたかったことがあって。」
深く深呼吸をする
「ずっと前から快斗のことが好きです!」
しばらくして何も返ってこない快斗の方を見ると驚いた顔をしていた。
でもすぐに、気を取り直して話し出した。
黒「青子の気持ちすっごく嬉しいよ。だけど、」
ああ。
これもうだめなやつじゃん。
黒「だけど、俺、ずっと好きな奴がいるんだ。
だから、青子の気持ちには答えられない。ごめん。」
わかってたよ。
なんで今までの告白全部断ってきたのかとか、好きな人がいたとか。
好きな人だってちゃんとわかってる。
でも、想いが止まらないんだもん。しょうがないじゃん。
「ご、ごめんね。実は快斗が好きな人いること知ってたんだ。だけど、どうしても伝えたくて、、」
どうしよ、涙が。
なんで出てくるの?
黒「青子のことは幼馴染として大切だと思ってる。こんな俺を好きになってくれてありがとな、」
もう、やめてよ。それ以上優しくしないで。
「快斗。」
黒「なんだ?」
「これからもいつも通りの幼馴染でいてね。
青子、快斗のこと応援してるから!うまくいかなかったら許さないからね!」
黒「、、おう!」
これが青子にできる精一杯。
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作成日時:2019年6月2日 22時