彼が私を愛した理由【怪盗キッド】 (ページ11)

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night

犯行場所のビルの屋上で、怪盗キッドを待ち伏せす
る。

今日も早めに帰って怪盗キッドのことについて調べてみた。

犯行は夜、名は月下の奇術師、盗った宝石はすぐに返却、マジックでの犯行、暗闇にふさわしくない真っ白な衣装、、、

今日は快晴で北西の風、飛んで逃げるにはちょうどいい。

中「キッドはまだ近くにあるはずだ！全員追えー！！」

そろそろか。

？「夜に一人でこんなところにいるなんて物騒ですよ？お嬢さん」

音もなく静かに現れた怪盗キッド。

「貴方といるほうが物騒よ、怪盗キッド」

キ「おっと、私は女性に手を出すことなんてしませんよ？」

「あ、そう。じゃあ私の推理、聞いてもらおうじゃん。」

キ「ええ。もちろん。」

「貴方がなぜ宝石を返すのか。それは狙っているものではないから。おそらく貴方は何か特別な宝石を探している。犯行は必ず月の出る夜。つまり、月にかざす事で何かが分かる宝石だという事。」