辛くなること。

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「死にたいわけじゃない。楽になりたいだけ」
凄く辛かった。

でも、今私が泣いているのと同じ時間で、他の誰かも悩んで泣いていると思ったら、少し楽になった気がした。

「もう嫌だ」
なんて何度も思う。
逃げることしかできない、立ち向かうことができない。
それなのに、逃げている自分が嫌いになる。

いじめられてなんかいない。
虐待を受けているわけでもない。
でも「しっかりしなきゃ」っていう、自分の鎖に縛られて、自分で苦しくなっている。

少し泣いて「大丈夫？」って聞かれても「あくびが出ただけ」と誤魔化している自分が辛くなる。

心配されたいわけじゃない。
少しでもわかってほしい。
話を聞いてほしい。
話すのには時間がかかるけど、聞いてほしい。
面倒くさいのはわかっている。

抱きしめられたい。
抱きしめられたその胸の中で泣きたい。
少しは楽になるのかな。

歳が大きくなるにつれて、褒めてくれなくなった。
「すごい」「頑張ったね」「流石だね」
そんな簡単な文字が欲しい。

いつも何かに追われている。
怖くて、寂しい。

なにかを聞いていないと、音楽を聴いていないと、自分の陰口が言われているように聞こえてしまって。

なにかを相談しても「貴方が悪いんだ」というように言われる。

陰口を叩かれる。
辛い、なんて勇気出して言っても、
「気にするな」って言われて終わり。
気にしないなんてできればここまで苦労はしないのに。
「大変だったね」そんな言葉をかけてくれるだけで、
少し私の心は軽くなるのに。

誰にも何も言えなくて、
ネットに逃げていても、
「勉強しなさい」「やめなさい」
なんて止められる。
辛いのに。
苦しいのに。

死ぬくらいなら、元から私という存在がなくなって欲しかった。
死んで葬式とか、面倒なことがあるから。
それなら、私という存在がなかったらよかった。
産んでくれてありがとう、なんて言うべきなんだけど。
親不孝だけど。
凄く辛い。

「たすけて」
の四文字が言えなかった。
文字にしかできなかった。
心の底からの「たすけて」が言えなかった。

「愛されてない」なんて何回思ったか。
「嫌われてる」なんて何回思ったか。
誰にもまともに相手にされていない気がして。

なんで泣いてるんだろう。
なんで泣き止めないんだろう。
瞬きをした回数だけ涙がこぼれる。

優しくしてくれる友達も
「私が嫌いなんじゃないか」
って凄く気にする自分が一番嫌いだった。

何度も頭で私という存在をナイフで刺した。

苦しいときほど涙は出なくて、
今みたいに心が落ち着くと涙があふれる。
人前では泣かない。
一人で、静かに泣いてる。
気づいてくれる人もいなくて、ただひたすらに泣いている。

取り残されるのが怖かった。
なんとか笑って、強がって、一日を乗り越えていくのがやっとだった。

気付かれなくて、辛い言葉を投げられて。
痛かった。
「一番」って言われたい。
誰かの一番になりたい。
誇れるものが欲しい。
でも、努力ができない。

友達がいる。
親がいる。
話せる人がいる。
でも、孤独を感じる。

自分が弱いと感じる。
どこかの主人公みたいに、何にでも立ち向かえる強さが欲しい。

辛いよ。
苦しいよ。
愛されたい。
痛い。

誰かの上に立っていなきゃ、自分がいる意味がない気がした。
頑張って、少し上にいた。

楽しく話してる友人が羨ましい。
私が関わり始めたから、人と話すようになった子も、他の友人と話すようになった。
私とはあんまり話さない。
全部取っていくんだね。
結局一人なんだね。
友人って、なんだっけ。

「生きていることが幸せだと思え」
そう思えたら、悩んでいる人なんていなくなると思うんだ。
そう思える人しかいなかったら、自分で自分を傷つける人なんていなくなる。
思えたら、いいのに。
思えない、捻くれた性格。

物語の主人公みたいに「だから、前を向こう」なんて思えない。
ずっと下ばっかり見てる。
前を向けないんだもの。

倒れそうな気分になって。
吐きそうな気分になる。
辛いから、そうなる。
でも「姿勢が悪いから」ってすぐ言う。

何が「早く寝なさい」だ。
話しかけても返してこない時が多いのに、
こんな時だけ母親面しないで。
私の辛さを気づこうともしないのに。

私だって頑張ってるのに。

私が悪いの？

いつも怒ってる。
何しても怒ってる。

私のこの命が、
誰かに「生きて欲しい」って凄く思われた病気の子にあげたい。
きっと、その子の方が、何倍も私より生きている価値があるから。

私と一緒に泣いてくれる人なんていない。
冷たい目を向ける人はいっぱいいるのに。
苦しくなる。
笑えなくなる。


辛いんだ。
もう、頑張れなくなる。