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お嬢様高校生である五月麗花(さつき れいか)と、麗花と同じクラスメイトの七瀬楓(ななせ かえで)。

楓は麗花に片想いしている。
不在着信の時のピーっていう音のあとに
楓が想いを伝える!!
私、五月麗花(さつきれいか)は女性好きの17歳の高校生よ。そして大手企業・五月グループのお嬢様。でもいづれ男性と結婚しなきゃならない。私は女性と結婚したいのよ…。。

「お嬢様、大丈夫ですか?」
「え?あ、大丈夫よ。考え事をしていたのよ」
「そうでしたか。私で宜しければお聞きしますが」
「…私を娶(めと)ってくれる女性はいないのかと思って」
「お嬢様のような素敵な方を娶(めと)らない女性などおりませんよ」
「そうかしら。不安だわ」
「大丈夫です。私が保証いたします」

私専属で付いている執事。この者も女性なのよね。あなたは私を娶(めと)ってくれないのかしら。まぁこの者は男性しか興味が無いのだけど。

「本当かしら…」

その時、私のスマホが鳴った。画面には私と同じクラスメイトの七瀬楓(ななせかえで)の文字。執事に楓のことを話しているうちに電話が切れてしまった。と思ったのだけど、不在着信の際に流れる音が鳴ったの。録音ね。

「もしもし、楓だよ。突然の電話でごめんね。実は伝えたいことがあって…聞いてくれたら嬉しいな」

楓が私に伝えたいこと…?
何かしら。

「私、麗花のことが好き。恋愛のほうね」

えっ?
執事と顔を合わせる。
楓は一体何を言っているの?

「麗花がお嬢様だからじゃなくて…その、麗花を一人の女性として見ているよ。なぜか麗花を見ると、胸がドキドキして、呼吸ができない。いつでも凛としていてカッコよくて、でもたまにおっちょこちょいなところが出て。私はそんな麗花を私の一番近くで見ていたいって思った。私だけの麗花にしたいって思ったの。だから…」

楓…そうだったのね、私を一人の女性として見てくれて嬉しいわ。

「だから…その…私のものに、なってくれないかな?…今すぐとは言わないよ。私の事をもっと知ってからでもいい。なんなら友達からでもいい。麗花の返事が聞きたいな。…ごめんね、こんな話をして。じゃあ、また明日、学校で会おうね。おやすみ。」

告白されるのは初めてではないのだけれど、何でしょう、照れるわね。
麗花がこんなにも私の事を想ってくれていたなんて。

「お嬢様、良かったですね。私の申し上げた通りでした(笑)」
「…そうね。さて、私を楓のものにしてもらおうかしら」
「えぇ。私はお二方を応援いたします」
「ありがとう。今日はもういいわ、あなたも休みなさい」
「かしこまりました。おやすみなさいませ」

執事を下がらせ、私は眠りについた。
楓、ありがとう。
私も思ったの。



―――貴女を私のものにしたいってね。

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作者名:さくや@執事・メイド | 作成日時:2019年3月21日 21時

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