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ユメサキ…女性執事。日本人。
シルヴィ…女性執事かつヴァンパイア。外国人

ひまり様……成瀬姫莉(なるせ ひまり)、お嬢様。
ユメサキ「もうこんな時間…。早く寝なきゃ…」

シルヴィ「ユメサキさん。」

ユメサキ「あぁ。シルヴィさん。どうしたんです?」

シルヴィ「ちょっと血を吸いたいの」

ユメサキ「えっ?私のですか?」

シルヴィ「そうよ。あなた、さっき、ひまり様のお世話をしていたでしょう?」

ユメサキ「はい。それが……?」

シルヴィ「あなたが誰のものか分かってないようだから、教えてあげますよ」

ユメサキ「私が誰のものか?…私はひまり様のもののはず……」

シルヴィ「いえ?違います。あなたは…」
(ユメサキの元へ寄り、耳元に顔を近づける)

シルヴィ「私、シルヴィのものです」

ユメサキ「っ!?シルヴィさん、冗談は辞めてください……んっ!!」
(シルヴィがユメサキの首筋にキス。)

ユメサキ「シルヴィ…さん…」

シルヴィ「ふふ、キスされましたね。これで分かりましたか?あなたは私のもの、ということが。」

ユメサキ「わ、私は…ひまり様の……」
(シルヴィがユメサキの首筋を吸血)

ユメサキ「っ!?アッ!し、シルヴィ…さ、ん、……」

シルヴィ「(血を飲む)っはぁ……。おかしいですね。私ではない方の名前が、あなたのその愚かな口から出るなんて。さすがですね。あなたの血は私の好みの味です。」

ユメサキ「そ、そんな…(フラフラになる)」

シルヴィ「(ユメサキを支える)あらあら、私に吸血されてフラフラになってますね。あぁあ、こんな姿でもあなたは可愛いですねぇ。あなたをひまり様に渡したくありません。さぁ、言ってください?私のものだって。」

ユメサキ「………わ、私は…シルヴィさんの……も、もの……で…す……」

シルヴィ「うふふ。そうです。あなたは私のもの。決してひまり様のものではありません。ですからユメサキさん。私の傍を離れてはいけませんよ。ひまり様に近づくのも許しませんからね。あなたをひまり様が見つけないよう、私の後ろに付いてください。わかりましたか?」

ユメサキ「は、はい。シルヴィさん。私はシルヴィさんの…もの、です、から…(寝る)」

シルヴィ「あぁ、もう寝る時間ですね。(ユメサキの髪を撫でながら)おやすみなさい、私の可愛いペットちゃん…うふふ。」

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作者名:咲玖弥@蒼空 | 作成日時:2018年9月22日 14時

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