「貴方は知っていますか」

私は最近、戦争が軽視化されているのではないかと思います。
ネタで戦争を使ったりと、本来のことがどんどん風化してしまいそうです。


では、戦争についての説明と、私の思いを書き殴っていきます。


まず初めに、貴方は「ガダルカナル」という場所を知っていますか？

戦争について調べたりしている方は、その名を聞いたことがあるかもしれません。

ここは戦時中、ガ島……餓死の島のように呼んでいました。

日本軍はここで、間違えてしまったのかもしれません。

敵の作戦にまんまと乗ってしまったり、最大の好機が虚しく散ったり……



私が思うことは、この当時の日本の上の人物は、全く駄目ということです。

勿論、とても優れていた人もいました。
しかし、権力を持った人が残念という訳です。

深く偵察もせず、ろくでもない数字を叩きだし、残酷な結果へと繋がりました。
輸送船を使わず、駆逐艦によって物資を運ぶなど、全く意味が無いと感じます。

物資が無くなることによって、ガ島の兵士たちは日に日に弱っていき、ついに餓死の連鎖が始まりました。

そんな彼等を撤退させなければいけない本営は、陸海軍の対立も生じており、ここが日本軍がいけないと感じました。


ガ島の悲劇を初めて知った時、私は泣いてしまいました。
同情をしたくはありませんでした。

死んでしまった彼等が、どれほどの重みを背負っていたのか……私には耐えきれないと感じたからです。

しかし、泣いてしまいました。
きっと、本営の人間よりも、優れていた人材もいたと思います。

本営には悪い人ばかりではないと思います。
しかし先程も言ったように、指令する人物がいけなかったのだと思います。

ガ島は、私がとても心に残った戦争の舞台です。

ぜひ貴方や皆さんにも、名前や何があったか等、覚えていてほしいと思います。




では、特攻について話したいと思います。

貴方の住む都道府県には、特攻隊の基地はありますか？

私が住む県には、神風隊の基地があります。

実は、皆さんが映像で見ている特攻は、神風攻撃かもしれません。

他にも、「桜花(おうか)」や「回天」など、様々な特攻兵器を使っていました。ちなみに、この桜花や回天は、終戦の年に使われたものです。


ここでは、桜花について説明します。
桜花は、「永遠のゼロ」の表現で言うと【人間爆弾】です。
操縦も出来ず、離陸も出来なければ着陸も出来ない。
旋回もせずにひたすら、ただひたすら、真っ直ぐに飛んで敵にぶつかるだけのものです。

こんなものに乗せられて飛ぶなんて、考えもできません。
いいえ、桜花はもう“飛ぶ„の概念から外れています。
もう、当たれば幸運というものですね。
(また)ちなみに神風は「かみかぜ」と呼ばれますが、もともとは「しんぷう」と呼んだらしいです。


私と友人達は、鹿児島県にある知覧特攻平和会館という所へ行きました。
知覧は世界的にも有名な特攻の基地でした。

そこには、特攻隊員の遺書などが残されていて、私たちはいつの間にか目には涙がありました。

当時のことを考えると、しだいに辛くなってきます。そして、怒りがあります。どうにもできない怒りですが、戦争をしてはいけないという戒めに変わると思いました。

昔の日本は間違っている。今でも人々の傷は癒えないと思います。このことは、どうすれば解決すると貴方は考えますか？



そして、最後にもう一つ言わせてください。

特攻には大量の予備学生が搭乗員とされました。

国は、予備学生の命を駒のように思っていたのでしょう。そして、また国民をも、道具のように思っていそうですね。


貴方なら、この昔の腐った世の中をどう思いますか？

さて、特攻については以上で終わりです。


ガ島や、桜花攻撃など、貴方が知っていることもあれば、知らないこともあったと思います。


私の拙い文章ですが、戦争のことを知るきっかけとなってくれたらとても嬉しいです。


最後に、私は「永遠のゼロ」という作品を読み、このことを知りました。私が今回述べたことが、全てこの本の中に書いております。

読んだことのない方は、ぜひ手にとって読んでいただきたいです。
又、小説が苦手という方は、映画もありますのでそちらを見ると良いと思います。


ぜひ、貴方なりに真珠湾攻撃から始まった負の歴史「太平洋戦争」を、どうやって後世に伝えていくか考えてくださいね。


ここまでご覧くださりありがとうございました。

では。