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「……………何だよ。」
“貴方は何れ、私が殺してあげますよ”
「……殺すんじゃ、無かったのかよ。」
“失せろ白豚”
“本当に貴方は………”
“………もし、私に死期が来たなら、
貴方が死んでいなければ。
そのときは、一緒に死にましょう。”
「………嘘つき。」
僕が死なないことなんて、とっくに知ってたくせに。
殺せないことも、知ってたくせに。
………それを知っていて、そんな事を言っていた。
全ては、僕と共に居るための、せめてもの口実だったのだ。
「…………永遠なんて、いらない。」
神様が何だ？
神獣が何だ？
そんなの只の空想じゃないか。
「なのに、どうして」
どうして、“僕 ”が、この世界に、この“体”を持って、生まれてしまったんだ。
「僕も、連れてってよ。」
どうすれば、死ねる？
神様である僕は、神様として存在する限り、永遠にこの命を絶つことは出来ない。
「…………。」
僕は彼の形見の金棒を手に取り、僕に向かって降り投げた。
何度も撲った。
鮮血が舞い散っている。
激痛が走る。
それでも。
角を割り、尾を切り、目を潰しても。
「………どうして、死ねないんだよ…………！！」
直ぐに再生してしまう。
「………………鬼灯…………」
いっそ殺人鬼になって、死刑になって、吊り下げられたら。
「………………吊り下げられる？」
…………そうだ。
そうすればよかったのだ。
「………………物語で、僕が、死んだことにすればいい。」
“やめろ”
え？
“やめろ”
鬼灯………？…どうして？僕は………。
“私が生まれ変わるのを待てば良いだけじゃないですか”
それじゃ駄目なんだ！！
だって………今の僕は…神獣の力を受け継いだ、現世の住人だ。
君が生まれ変わっても、僕の事………覚えていないかも知れない。
“忘れませんよ”
え？
“私は忘れませんよ。私はもう、鬼ではない。一人の亡者です。例え、地獄行きが決まったとしても、転生しても、天国行きでも、私は、貴方の事を忘れません。”
信じていいんだよね？その言葉。
“はい”
……………全く。
わかった。信じる事にするよ。
でも最後に一つだけ。
…「僕の事、好き？」
“…………いいえ。愛してますよ。”
…あはは。
このサディストめ。
………待ってるから。いつまでも。
いつまでも。
僕は忘れないよ。
初めて会った日の事も。
現世で再び出逢ったことも。
幼少から高校まで、何だかんだで側にいたことも。
次第にお互いに恋心が出てきたことも。
お互いに告白して笑いあった事も。
デートに行ったことも。
自身の春の衝動に任せて、体温を分けあったことも。
………死ぬまで、ずっと一緒にいるっていう約束も。
忘れないから。
だから…………早く戻ってきてよ。鬼灯。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
終わり方よ。そして世界線よ。何か書きたくなって書きました。鬼徹初BLです。今感じてるのは多大な申し訳なさです。でも後悔はしてません。
良ければコメントとか書いていただけたら嬉しいです。←
“貴方は何れ、私が殺してあげますよ”
「……殺すんじゃ、無かったのかよ。」
“失せろ白豚”
“本当に貴方は………”
“………もし、私に死期が来たなら、
貴方が死んでいなければ。
そのときは、一緒に死にましょう。”
「………嘘つき。」
僕が死なないことなんて、とっくに知ってたくせに。
殺せないことも、知ってたくせに。
………それを知っていて、そんな事を言っていた。
全ては、僕と共に居るための、せめてもの口実だったのだ。
「…………永遠なんて、いらない。」
神様が何だ？
神獣が何だ？
そんなの只の空想じゃないか。
「なのに、どうして」
どうして、“
「僕も、連れてってよ。」
どうすれば、死ねる？
神様である僕は、神様として存在する限り、永遠にこの命を絶つことは出来ない。
「…………。」
僕は彼の形見の金棒を手に取り、僕に向かって降り投げた。
何度も撲った。
鮮血が舞い散っている。
激痛が走る。
それでも。
角を割り、尾を切り、目を潰しても。
「………どうして、死ねないんだよ…………！！」
直ぐに再生してしまう。
「………………鬼灯…………」
いっそ殺人鬼になって、死刑になって、吊り下げられたら。
「………………吊り下げられる？」
…………そうだ。
そうすればよかったのだ。
「………………物語で、僕が、死んだことにすればいい。」
“やめろ”
え？
“やめろ”
鬼灯………？…どうして？僕は………。
“私が生まれ変わるのを待てば良いだけじゃないですか”
それじゃ駄目なんだ！！
だって………今の僕は…神獣の力を受け継いだ、現世の住人だ。
君が生まれ変わっても、僕の事………覚えていないかも知れない。
“忘れませんよ”
え？
“私は忘れませんよ。私はもう、鬼ではない。一人の亡者です。例え、地獄行きが決まったとしても、転生しても、天国行きでも、私は、貴方の事を忘れません。”
信じていいんだよね？その言葉。
“はい”
……………全く。
わかった。信じる事にするよ。
でも最後に一つだけ。
…「僕の事、好き？」
“…………いいえ。愛してますよ。”
…あはは。
このサディストめ。
………待ってるから。いつまでも。
いつまでも。
僕は忘れないよ。
初めて会った日の事も。
現世で再び出逢ったことも。
幼少から高校まで、何だかんだで側にいたことも。
次第にお互いに恋心が出てきたことも。
お互いに告白して笑いあった事も。
デートに行ったことも。
自身の春の衝動に任せて、体温を分けあったことも。
………死ぬまで、ずっと一緒にいるっていう約束も。
忘れないから。
だから…………早く戻ってきてよ。鬼灯。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
終わり方よ。そして世界線よ。何か書きたくなって書きました。鬼徹初BLです。今感じてるのは多大な申し訳なさです。でも後悔はしてません。
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作者名：赤珠（元 チョコうさ。） | 作成日時：2019年10月12日 9時
