占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:612 hit


阿波から届ける幸せの歌、曲名は「らん」。

どうも、阿波幸歌らん(あばさからん)です!


私の中でこの自己紹介が定着しすぎて、後に引けない感じになってきました……どうしましょう((知るか



今回は私のオリジナル創作奇病になります。

皆さんが素敵なお話書くから……書きたくなっちゃったんです!n番煎じでごめんなさい!!


主人公が何かと不憫で、しかも最後には亡くなってしまうシリアスな死ネタです。

それでも家族愛を目指したつもりですが…上手く表現出来てますかね……?



あと半角10000文字(全角5000文字)を危うく超えそうになっちゃって慌てて調節したので、いつにも増して表現が雑で、なおかつ急展開です。

またこの作品は予告なしに削除する可能性があります。

更に私が文字を詰め詰めで書くタイプなので、非常に読みにくいと思われます。


以上ことを踏まえた上でよろしくお願いしますm(_ _)m


追記

これには評価機能をつけていようと思ったのですが、やはり単発は評価機能オフで統一したいと思いますm(_ _)m

_

軽い設定ですm(_ _)m




マサト(まーくん)

・死期眼病(しきがんびょう)患者



【死期眼病】(奇病患いからのコピペ)


左右の目どちらかに発症する病。

発症した目は、虹彩(瞳の色)が変化したり瞳孔部分に十字模様が浮かび上がったりと、個人差はあるが通常の瞳の装いではなくなる。


発症した方の目だけで人を見ると(ウィンクしたり、手でもう一方を隠したり)その人の寿命と死因がわかる。

患者曰く『84歳 老衰』といったように、その人の頭部に文字が浮き上がって見えるらしい。


発病原因は『生死の狭間を彷徨うこと(昏睡状態からの復活)』とされている。

治療法などは不明で、生死の狭間を彷徨ったための後遺症なのでは?とも言われている。




アキト

・エモーションアイリス症候群患者



【エモーションアイリス症候群】(奇病患いからのコピペ)


喜怒哀楽などといった感情で虹彩(瞳の色)が変化してしまう病。

色覚異常などは見られない。


発病の原因は『感情を抑え込んできた反動』とされている。

喜怒哀楽の感情を隠さず生活すればおのずと病は完治するが、患者の中には『感情の表現の仕方を忘れてしまった』という者もおり、中々難しいとされている。



_

 幼少期、自身の不注意で足を滑らせ階段から転落した。そのとき運悪くも頭部を強打した僕は昏睡状態に陥り、なんと一週間、生死の狭間を彷徨っていたらしい。
 隔離されたまどろみから僕が抜け出したとき、薄らぼやけた視界に映った母は、寝台の傍らで僕の手を取り、顔を伏せた状態で一心不乱に祈りの言葉を紡いでいた。

「いたいよ、ママ……」
「マサト!? 目が覚めっ、あ、あぁ、どこが痛むの!? 待ってて、今、今すぐお医者様を呼んで_」
「ううん、ママのツメがいたいの」
「あ、」

 母は爪が食い込むほどにキツく僕の手を握り締めており、それを母が自覚し手を離した頃にはクッキリとした痣ができていた。その痣を確認し母は幾分か落ち着きを取り戻した様子で、しかし今度は僕の顔を見るとほんの一瞬だけ目を剥き、言葉に迷うかのように視線を空に沿わせた。

「……体に変なところはない? まーくん」

 そうして数秒後、己の手の形に鬱血した場所を「ごめんね」と優しく撫でながら、母は和やかな口調で問いかけてきた。

「うん、もうだいじょうぶ。もういたくないよ、元気だよ、だから……泣かないで、ママ」
「ッ……」
「ママはどこかいたいの? いたいのいたいの、とんでけー!」

 幼いなりの精一杯であった。
 母の涙に隠れた二つの意を察することもできなかった愚かな僕は、必死に手を動かして母の頭をかき撫でた。

「違うのまーくん。ちょっと目にゴミが入っただけだから、心配しないで。あぁ、あなたが生きていてくれてよかった……」

 そう言い微笑んだ母に力強く引き寄せられ、僕はその胸に抱き留められた。あたたかな母の腕の中。母の鼓動が伝わる。僕の鼓動が伝わっていく。
 それが形容し難い想いとなって脳内を満たし、何故僕すらも涙するのかわからず、ただただ母のぬくもりに包まれたまま泣き喚いた。

 母の抱擁はまたしても痛いほどであったが、その痛みがどうしてか心地良かった。

 それから僕が泣き止んだ頃、医者が入室してきた。医者は僕に歩み寄りながら「よく頑張ったねぇ」と言葉をかけてくれたが、いざ診断しようと僕の顔を、いや瞳を目視した途端「可哀想に」と漏らした。その意味が今なら痛いほどよくわかる。


 診断の結果、どうやら僕は『死期眼病』を患ったようだった。


「まーくん、よく聞いて。これからたくさん辛いことがあると思う。けどね、忘れないで。ママはいつだってあなたの味方よ」

 退院した日の帰り道、固く手を繋ぎ引いて、母はそう呟いた。それは僕に告げるというより、まるで自身に言い聞かせるような、反芻するかのようなものであった。
 それを不審に感じた僕は母の表情を伺おうとしたのだが、紅い夕焼けの逆光が妨げとなって叶わなかった。


 それから暫くして、温厚な性格だった母が豹変した。


 酒に溺れるようになり、家事も放棄すれば仕事だって欠勤した。声をかければ罵声を浴びせられた。それでも僕に手を振り上げてはふと我に返り「ごめんなさい」と謝罪するのだった。
 そして「あなたを傷付けたくないのに」と泣き崩れると、母はまた酒をあおった。

 そんな日々が続いたある日。
 やけに上機嫌な母が微笑を称え僕に問いかけてきた。

「まーくんまーくん、ママの頭の文字、読める?」
「え……」

 驚愕どころの話ではなかった。母はここ最近、僕が眼帯を着用していないだけでひどく憤慨するようになっていたから。

「視たって怒らないから、ね。いい子だから教えてまーくん」
「ぼく、かんじは読めない……」
「……ママが当ててあげるから大丈夫よ。だから、ね?」
「う、うん……」

 やけに「ね」の発音が強調される。
 微笑みに細められた瞳の奥が薄ら寒く冷え切っている。それがなんだか末恐ろしく、言われるままに眼帯を外して母の死因と寿命を瞳に映した。

 それから母は『心』と『中』という漢字を、近くに散乱していたメモ用紙に走り書きし僕に確認を取った。しかし僕が首を横に振れば「そっかぁ」とどこか安堵したような、残念がるような息を吐き出した。
 その後「じゃあこれかな?」と新たに漢字を記す。その字は、

 『自』と『殺』。

「……うん、その字」
「あっ、は……あははははははははははは!!!」

 僕が肯定を示すために頷けば、母はこれでもかと顔を歪め大口を開けて笑った。久しぶりに耳にする母の笑い声は甲高く掠れ、絶叫、否、悲鳴のようですらあった。
 そうやってひとしきり笑うと、母は表情という概念を忘れたかのように真顔になり、ゆるり僕の耳元に唇を寄せると告げ口をするかのように囁いた。


「お前のせいだ」と。

 母はそれから一ヶ月も絶たない内に自ら命を絶った。


「呪われた子だわ」
「不吉ね、死期眼病なんて」
「あの瞳、まるで悪魔のよう」
「人の死期を覗くなんて、神に対する冒涜だわ」

 周りは僕に同情するどころか、そうやって僕のことを忌んだ。
 母はこういった周囲の人間の声に心を病んだのだ。僕はそれを癒やすことが出来なかった。息子失格だ。
 そうだ、僕が昏睡状態から復活したあの日、母が「生きていてくれてよかった」と。その言葉だけが支えで、僕の命綱のようなものであった。それが断ち切られた今、僕の存在意義は……


「…………ぃ、……きろ、おい、マサト」
「___ッ、アキ、ト、」

 あれから十数年の月日が経った。

 しかしあの一連の出来事の記憶は海馬に深く根を張り、今でも繰り返し繰り返し夢に見る。
 母は元々シングルマザーであり、母の両親(僕の祖父母にあたる人)もすでに他界していたために、身寄りのなかった僕は親戚をたらい回しにされた。たらい回しという言葉で察しがつくと思うが、やはりどこの家でも嫌厭され歓迎されることはなかった。

 そんな僕を、今僕を叩き起こしたこの青年、アキトの両親が自ら申し出て引き取ってくれたのだ。召使いのようにこき使うこともなく、我が子のように慈しんでは衣食住の面倒を見てくれている。感謝してもし切れない。

「随分とうなされていたぞ。大丈夫か?」
「うん、平気……」

 アキトは深竹月色の瞳でこちらを見つめていたが、僕が力なくも笑ってみせれば、安心したように虹彩が元の栗梅色にへと戻った。
 そう、アキトはエモーションアイリス症候群患者だ。しかも前例のない先天性の患者らしい。

「……俺らみたいな奇病だと、心ないこと言われたりして傷つくこともあると思うが……その、なんだ、自分だけで抱え込むなよ。いや、俺とお前とじゃ苦労の桁が違うだろって話だと思うが」

 眉一つ動かすことなく、時折言葉に詰まりながらも抑揚なく淡々とした口調でアキトはそう語りかけてくる。だが虹彩は勿忘草色。
 これでも心配し労ってくれているのだ。

「アキト……あの、実は、…………」
「どうした? なんでも言ってみろ。家族だろ?」
「……うん、ありがとう。でもやっぱ、なんでも、ない……おやすみ」
「? あぁ、おやすみ」

 アキトは首を傾げながらも追求する気はないようで、素直に横になってはまた瞳を閉じた。
 あぁ、今日も真実を伝えることが出来なかった。今ではきっかけさえ忘れてしまったが、実は僕はアキトの死期を視たことがあるのだ。

 【交通事故 17歳】。

 昨日確認のために勇気を振り絞り視てみたが、当然のことながら死期に変化はなかった。しかもアキトは明日、17歳の誕生日を迎える。
 初めて視た当初は短命だなと同情の念を寄せるだけであったが、今ではそうもいかない。アキトは僕の大切な家族なのだ。こんなふざけた未来を黙許するわけにはいかない。最後まで足掻いてやる。いや、変えてみせる。 


 僕の命に換えてでも。

 そしてついに、残酷にもその刻は訪れた。


 デパートからの帰り道。赤信号。何かに躓き体をよろめかせ、道路へ傾いていくアキトの身体。迫る大型トラック。迫るアキトの死。
 僕は咄嗟の判断でアキトの腕を引いた。しかし非常なる体格差。いや、僕が道路に飛び出しながらであれば、その反動でなんとか歩道に引き戻せるだろう。迷いはなかった。恐怖もなかった。

「今までありがとう、アキト」
「え、」

 ぼくの胸を満たすのは、感謝。

「マサト!!!!!」

 アキトの絶叫が耳に届く。瞬間、衝撃に見舞われては僕の体が宙に舞った。次いで地面に叩きつけられては、捨てられたガラクタのように伏す僕。一拍置いて辺り一帯を包み込むパニック。すぐさま僕から一定の距離を取ったところに、僕を円形状に囲う形で野次馬ができる。一様にスマホを構えており、写真を撮られているであろうことが窺えた。
 アキトはその人たちを「撮るな! 退けよテメェら!!」と牽制しながら掻き分けては、僕の側に駆け寄ってきてくれた。僕は今にも言うことを聞かなくなりそうな手でなんとか右目を覆い隠し、死期眼病を発症している左目でアキトを視た。

 【92歳 老衰】。

 あぁ、よかった。運命は変わったのだ。
 安堵からか全身の力が抜ける。声も出ない。それでいい。これでいい。運命を変えた対価がこれならば、安いものだろう。

「なんでマサトが……なぁ答えろマサト!! 俺が死ぬべきだったんだろ!? そうなんだろ!? マサト!!」

 しかしどうしても残る疑問。アキトは病のせいで大声を出すことも出来なかったはずなのだ。
 必死に瞼を持ち上げ、アキトの虹彩を確認する。なんと栗梅色の瞳が真っ直ぐに僕を見つめていた。それどころかアキトの両目から大粒の涙が零れ落ちては、アスファルトに染みを作っているではないか。
 通常の虹彩で、通常の感情表現。ショック療法といえば自分のことながら不謹慎だろうが、何はともあれアキトの病は完治したのだ。
 それが最期に確認できただけで十分だろう。悔いなどない。

 アキト、これからの君の人生に幸あらんことを。



[完]

ホムペを作る感想を書く
他の作品を探す

このホムペをお気に入り追加 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かのこゆり - すごく素敵なお話でした…。家族or親友をかばって主人公が死んでしまうというのはよくありますが、そこに『奇病』が上手く使われていて、すごいです!最後はもう感動して胸が…。描写もとても上手で、尊敬します!これからも応援してます! (5月4日 6時) (レス) id: 8f1147d57f (このIDを非表示/違反報告)
阿波幸歌らん(プロフ) - 恋姫・スカーレットさん» ま、マジですか!?どうもありがとうございます! (4月1日 1時) (レス) id: 749322b241 (このIDを非表示/違反報告)
恋姫・スカーレット(プロフ) - 泣きました…… (3月27日 18時) (レス) id: 843e166764 (このIDを非表示/違反報告)
阿波幸歌らん(プロフ) - 空百合さん» う、うぎゃあぁ(鳴き声)ありがとおおぉ!次回作があるかはわからんが()そのときは頑張るね! (3月21日 14時) (レス) id: 749322b241 (このIDを非表示/違反報告)
空百合(プロフ) - 読んだよ!私、こういうシリアス系のストーリ―好きだな。ランのお話も、ちゃんと奇病が生かされてて面白(?)かった。次回作も期待してる(はぁと。 (3月21日 13時) (レス) id: 3dba0349b8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような占いを簡単に作れます → 作成

作者名:阿波幸歌らん | 作成日時:2018年3月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。