陥楽街に住む妖怪の情報 狸穴

＊名前
狸穴 まみあな

＊性別
男

＊種族
化け狸

＊職業
古道具屋、という名のなんでも屋

＊性格
普段は間抜けではあるが気の良い人。しかしずる賢く狡猾な「食えない狸おやじ」らしい面もある。とはいえ、別に何かたくらんだりしているわけではないので、ぶっちゃけいたずら好きなただのおやじ。容姿と性格のギャップに驚かれることも多い。

＊容姿
髪:焦げ茶色の真っ直ぐな髪を短く切っている。
目:琥珀の瞳で、ジト目ぎみ。
身長は155cm程度で、顔立ちも幼い。
服装:紺色の着物に黒い帯。木綿などで作られた普段着がほとんど。

＊口調
一人称:儂
二人称:お主、呼び捨て(明らかな年下)、○○の(同年代)
「いらっしゃい。お主、こんな古道具屋に何の用か？」
「ヘッ、人間なんざ憎むものか。儂だけではない、儂の知り合いはだいたい人間と仲が良かったものじゃ。隠神のは……マァ、封印されるまでは友好的じゃったのう」
「哈哈哈！ 確かに狸は強くはない、お主にかかればあっという間に息絶えよう。しかし、化かすにおいては右に出る者はおらんと自負しておる。儂を化かすには、少なくとも千年は早いようじゃナァ！」

＊契約した生邪
御崎カンナ
怒られたりしながら店の手伝いをしてもらっている。年齢は未だに信じられていない。
「ケッ、折角人が気分よく煙草を喫っておったと言うのに……こんな古本誰も買わんじゃろうて」
「儂の話が信用できんのか？ 全く、最近の者は疑り深いのう。確かにそう強くはないが、儂が化ければ妖怪だろうと人間だろうと見破れんほど凄いのじゃ！」

＊他の者との関係
玉置 凪翔
よく古本を買いに来る。気に入った人間のためか、値下げすることもある。
「哈哈哈、面白い人間じゃのう、気に入った！ 本はあそこじゃ。好きなのを選べ、安くしてやろう」
「陥落街には慣れたか？ 特陥共は気味が悪ぃが、根っからの善人なんて奴もいるじゃろう。ま、ぬるい地獄と思うて気楽にせい」

千景
同年代のライバルで悪友。お互いに罵りあったり、お酒を呑み明かす仲であったりする。
「ヤァ、無駄に偉そうな者がおると思えば千景のか。相も変わらず、随分なご挨拶じゃのう、エェ？」
「確かにお主は美しいかも知れん。しかし背丈は愛嬌と云うやつで、こちらの方が間抜けも許されるものさ。それに、こと化かすことに関しては、儂の方が上手と見た。…………その傲慢ちきは気に入らんナァ、化かしあいでもするかや？ 儂が勝つに決まっているがな、哈哈哈！」

文華
古道具屋に入荷した本の中から、状態の良いものを買いにくる。近所の顔馴染み。文華の親の親が赤ちゃんだったときから面倒を見ていた。
「いらっしゃい！ 本なら店の一番奥じゃ、お主の好きな恋愛小説もあるぞ」
「哈哈哈、いやしかし、儂の腰ほどの背丈だったのが、今では儂の背も抜いて立派になったもので。月日が立つのは早いのう」

＊その他
容姿が10代の少年の、所謂ショタジジイ。こんな見た目だがずっと長く生きている。実際知識量はとても豊富な上、年代が古く、そこら辺の妖怪では知っているはずのないものをポンポン口に出したりする。が、普段の言動から信じられにくい。同年代の妖怪は事実だと知っているが、化ける以外は普通よりはそこそこ上、くらいなので馬鹿にされることも多い。化ける事においては一級。
大酒飲み。女性に関する事でトラブルがあったらしく、たまに可愛い子や美人にちょっかいをかける程度。常に煙管を所持し、頻繁にたばこを喫うヘビースモーカー。
営んでいる古道具屋は古本なども多くある他、道具の修理や注文、暇なときには探し物の手伝いなど、ほぼなんでも屋状態。開店、閉店は本人の気分次第。
人間は嫌いではなく、むしろ友好的。だって狸だもの。たまに化かして遊ぶ。

＊作者名
オペ子