HBD RIKU

you side



8月10日の今日は彼氏の陸の誕生日

陸の行きたい所に一緒に行く約束をして

連れてこられた先は…


「今日もジム⁉︎」


ストイックな彼は誕生日でもジムへ

でもわざわざジムに来たのも訳があるらしい

「汗流した後って何しても気持良いからさ、一緒にやろ！」


陸は早速何やらきつそうな器具に乗ってトレーニングしてるけど

ジムなんてはじめての私は辺りを彷徨う


「ほらこっち。」

優しく腕を掴まれランニングマシンへ



何年もちゃんとした運動なんかしてなかったから

最初は歩いてるのと変わらない速さで


陸はわざわざ遅い私に合わせてくれて

話しながら楽しくやっている


「誕生日にジムなんて凄いね」

「いや、一緒にジム行ってみたかったから笑」


目尻をくしゃっとさせて眩しい笑顔を向けてくる

汗が滴っている彼はいつもより色っぽくて大人っぽくて


凄く輝いている









・









「はぁ疲れたぁ」

ランニングマシンの他にも色々な機械に乗せてもらって

明日は筋肉痛決定というほど運動した


ヘトヘトだけど汗も疲労さえも気持ち良く感じる

これが陸の言ってた感覚なのかなぁ









・









各々シャワーを浴びて

お洒落なレストランに向かう



「ここ来てみたかったとこ！」

一生懸命選んだ甲斐があって凄い喜んでくれている


料理も美味しいし眺めも良いし


最高の空間でプレゼントを渡すことにした



「陸、誕生日おめでとう」

小さな箱に入った誕生日プレゼントを渡すと

目を輝かせて開けて良い？って聞いてくる



「おぉ！ネックレス！やば！」

特注でRIKUの文字を入れてもらった金のネックレス







「ネックレスかけて！」


自分でかけずに私にかけてもらおうとしてる可愛い彼を見つめながら

陸の体に近づくと

そっと体を引き寄せられる



優しく抱きしめられた後

頬に温かい感触が伝う

甘い吐息が顔にそっと触れる









「今度の記念日は、指輪にしようね」









Happy Birthday Riku


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LDH’s Birthday