起立性調節障害

「起立性調節障害」
主に思春期の中高生がなる病気です。中高生の10人に1人の割合でこの病気の人はいます。でもそれを気付かない人も多く症状も人によって重いものや軽いものなど異なります。症状は色々ありますがその中で私の実体験を書きたいと思います。


小学生の頃から朝起きるのが苦手でした。朝は8時過ぎに起きて15分に家を出て遅刻ぎりぎりに教室に入るという生活でした。でもその頃はただ朝が人より苦手としか思っていませんでした。今考えたらその頃から症状があったのこもしれません。

中学生になってクラス委員をしました。小学生の頃から積極的で代表などは大体立候補していました。大変だけどそれが楽しくて野外活動も終わり中学校生活にも慣れだした頃でした。

初めは病気でした。腎臓が悪くなり少し入院もしていました。運動も制限されて体育祭にもでれませんでした。その頃はまだ大丈夫！勉強も取り返していける！と思っていました。

そのまま夏休みに入りました。夏休みも遊びに行けず安静が続きました。

夏休み明け。体調が悪く２週間ぐらい休んでいました。それは病気のせいだと考えていました。

その頃から朝起きられなくなったり、急に立ちくらみがしたりしました。症状が本格的に出てきたんです。病院に行ったらすぐ「起立性調節障害」と診断されました。

そこからの日々が大変でした。朝は目が開かなくなりました。何故かは分からないけど手を使って無理矢理開けないと開かなくなりました。それでも開かない日もありました。

立ちくらみなどもありお風呂から出たら必ずといっていいほどふらふらして立てなくなります。

学校も昼から行くようになりました。その事を深く聞いてくる人は居ませんでしたが影で噂されているのは知っていました。そしてサボりなど悪口を言ってくる人もいました。それでも何も聞かずにそばに居てくれる友達もいました。

今は2年生になりました。まだ治ってはいません。でもサイトなどで治った方の体験を見たりして試してみたりしています。それで確実に良くなってきています。早くなおしたいのでこれからもその努力していくつもりです。




皆さんの周りにこんな人はいませんか？もしいるなら変わらずに接してあげてください。今回話したのは体験の一部です。私より症状が重い方も沢山います。その人達を見てズル休みとか決して言わないでください。

中学を休むのは高校にも関わってきます。入試を受けれない学校だって沢山でてきます。しんどくて休んでいるんです。朝から行けるなら朝から行きたいんです。だからずるいとかは決して言わないでください。

起立性調節障害は判断が難しい病気です。病気とそうじゃない人の境い目は医者でも診断が難しいそうです。

周りにそういう人がいるという人は接し方を考えて見てください。