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これは私が好きなアニメキャラカルマくんが主人公の私の妄想ストーリーなのですが、当初予定していたものより、だいぶ長編小説になってしましました。おそらく今回で折り返しくらいかと…
ここまで読んでくださっている方々、ご愛読くださりありがとうございます!!!
語彙力のない作家ですが最後までお付き合い下さい!
次の日、殺せんせーは律から全て聞いたんだろう。早速ホームルームで昨日のことを話し出した
殺「皆さん、おはようございます。昨日は大変だったようですね」
磯「はい…結局お礼もいえなくて」
前「なんか、悪いことしちまったよな…」
殺「そんなみなさんに朗報です!実は昨日、テストの件で烏丸先生とイリーナ先生と相談しました。勉強の方は大丈夫です!安心して下さい。そして、君たちがしなくてはならない今、最も重要なことは業くんへの感謝です。そこで先生、昨日考えました。いっそのこと、業くんを呼び出しましょう‼」
全員「!?」
岡島「ちょ、ちょっと待てよ殺せんせー!呼び出すったってどうやって⁉」
倉「そうだよ!ただでさえ、本校舎にいて会えないのに昼休みは理事長室にいるんだよ⁉」
みんなからの疑問に殺せんせーはこう答えた。
殺「ヌルフフフフフフ。皆さん、よく思い出して下さい。業くんは昨日、彼が皆さんに喧嘩を売ったと言ったんですよね?」
片「そ、そうですけど、それがなんだって言うんですか?」
殺「それを利用するのです!業くんの嘘だと皆さんは喧嘩を売られた被害者。文句があるというのを口実に彼をこの山まで来てもらいましょう」
渚「で、でも嘘でも業くんに文句があるなんてあんまり言いたくないな…」
殺「渚くん、君は彼と仲がいいと聞きました。彼の連絡先は分かりますか?」
渚「は、はい。わかります。けど」
殺「メールでそういう口実だと言って周りに不審に思われないように、彼を呼んでください」
渚「‼分かりました!」
殺せんせーはすごい。問題解決はもちろん。誰も危険にならない策を考えてくれる。僕らの自慢の先生だ。
メールを送ってからしばらくして業くんから返信があった。
渚「先生!放課後、少しなら大丈夫だって!」
殺「そうですか!それはよかった。では皆さん、あまり時間を取らせるのも良くないので手短にお礼ができるようにして下さい」
全員「はい!」
殺「大変よろしい!では1時間目を始めます!範囲が変更されたのでスピードアップして行きますよ〜‼」
顔に二重丸がかかれた顔で殺せんせーが授業を始める。昨日言えなかったお礼が今日できるとわかりみんなすっきりとした気持ちで授業が受けられるようになった。


迎えた放課後、僕たちは旧校舎の玄関の外に集まって業くんが来るのを待っていた。
杉「遅いな〜。渚、待ち合わせの時間は5時なんだよな?」
渚「そうだよ。この山、4月の頃は僕たちも登るのに30分近くかかってたし、もしかしたら本校舎の人と話してるのかも、もう少し待ってようよ」
不「それにしても、もうすぐ6時よ⁉」
そう、僕たちは1時間近く待っている
茅「何かあったのかなー」
木「だったら連絡くらいするはずだろ」
磯「まぁまぁ。今回のチャンスを逃したらお礼を言う機会なんてないかもしれないだろ?渚のいうとうりもう少し待とう!」
みんなのイライラがもう少しで爆発すると言うころ、ようやくあの派手な髪が見えた
寺「よーやくお出ましかよ。おい、業ぁ!てめー…」
先陣切って文句を言おうとした寺坂くんが急に黙った。みんながどうした?と思って業くんを見た
全員「!?」
業「いやーごめんごめん。ちょっと色々あってさ」
口調は以前と変わらない。しかし彼の顔色は真っ青。いや、真っ白だった。
磯「か、業!どうしたんだよ!」
前「お前顔色めちゃくちゃ悪いぞ⁉」
業「へーき、ヘーき。ちょっと寝不足なだけだから」
片「ちょっとなわけないでしょ!病人の顔してるわよ⁉」
渚「もしかして、理事長との昼休みの勉強のせい?業くん、理事長になんか言われてるの⁉」
業「違うよ。それより話って何?こんな口実まで作って」
磯「あ、あぁ。プリントの、テストの件教えてくれて本当にありがとうな。おかげで目標も達成できそうだ」
業「なんだ、その話?どういたしましてー。ところで目標って?噂で聞いたけどもしかして全員50位以内に入るってやつ?」
渚「そうだよ。今その目標のためにみんな頑張ってる」
業「ふーん。ま、頑張りなよ」
寺「すげー他人事のように言うんだな。もしかしたらお前も50位より下になるかもなー!」
業「ならないよ。俺は今回2位を取るから」
前「2位?1位じゃなくて?」
業「1位は浅野くん。そんで次が俺。そうじゃなきゃダメなんだよ」
渚「ど、どういうこと?」
業「俺は今回、授業の他に昼休みに勉強みられてる。その内容がえげつなくてさ。東杏大学の過去問とかやらされるんだよ?」
竹「と、東杏…」
東杏大学は日本最難関の大学だ。
業「理事長はすごい人だよ。ここまで中学生のレベル上げてさ。でも、やっぱり理事長の教育は問題があると思う。E組の先生、どんな人かは知らないけどあんたらをここまで育てた人が本当に優秀な教師だと思ってる。だからあんたらに俺は期待してるし、本校舎にいる奴らを潰してほしいと本気で思ってる」
業くんが本気で僕たちに期待している。しかもそれは理事長や本校舎の人たちのため。あぁ、やっぱり業くんは
渚「優しいな(ボソッ」
そう。業くんは優しいんだ。とてつもなく。
磯「こんな山奥まで来させて悪かったな。わざわざサンキュ!」
業「いいえ〜。じゃあ俺帰るから。じゃーねー」
そう言って来た道を帰ろうと歩き出した途端
〈フラッ〉
渚「か、業くん!」
業くんの体が揺れて倒れそうになった。
木「っぶね!」
それを受け止めたのはE組1の俊足の持ち主、木村くんだった。
木「おい!業!業!っくそ!意識がねぇ‼」
磯「た、大変だ!とりあえず、保健室に運ぶぞ。前原、手伝ってくれ!」
前「お、おう!」
しばらく呆然としていたメンバーも磯貝くんの迅速な行動にフリーズしていた頭を動かす。
原「わ、私、氷用意してくる!」
村「俺らはなんか近くのコンビニで必要そうな物買ってくるわ!」
片「私、先生達呼んでくる!」
矢「あ、メグ!私もいく!」
バタバタと時間は過ぎ6時半ごろにようやく落ち着いた。
渚「磯貝くん、業くんの容態どう?」
磯「微熱と寝不足。あと多分栄養不足とかだろうな」
前「テスト前だからだいぶきてんだろうな」
業くんの顔色は最初あった時よりマシだけど健康的とは言えなかった。
業「……………………………ん、」
渚「業くん!よかった目がさめたんだね。大丈夫?どこか痛くない?苦しいとかは?」
磯「渚、一気に質問しすぎだ。業は今起きたばかりなんだぞ」
渚「ご、ごめん」
片「気分はどう?」
業「…最悪だよ」
烏「失礼するぞ。はじめましてだな。俺はE組の担任をしている烏丸というものだ」
イ「私はこの子たちに英語を教えてるイリーナ・イエラビッチよ」
烏丸先生、イリーナ先生が入ってきた。
(この時は業がいなかった為、イリーナ先生呼び)
業「烏丸せんせーとビッチ先生ね」
イ「何ですってこのガキ!」
烏「やめろ!病人だぞ!」
イ「ぐぬぬ…!」
前「いいな!ビッチ先生!」
中「これからはビッチ先生で‼」
烏「赤羽くん。体調の方は…あまり良くないみたいだな。親御さんを呼んで迎えに来てもらうか」
業「あー、それなら無駄だよ。今保護者誰も家にいないから」
烏「出張にでもいっているのか?」
業「そうともいうし、違うとも言う」
烏「どう言うことだ?」
業「仕事が海外なんだよ。帰ってくるのは毎年クリスマスだけ」
磯「そ!それって実質一人暮らしみたいなもんじゃないか⁉」
業「1人だと気楽でいいよ〜」
鳥「しかし、どうしたものか」
業「大丈夫だよ〜。これくらいなら1人で帰れる。体調崩すことなんてよくあったし、慣れてるからヘーき」
無理をしている。誰が見ても業くんが無理をしていることなんて一目瞭然だった。
烏「…まさかとは思うが明日、テスト受ける気じゃないだろうな?」
業「え?受けるよ?当たり前じゃん。明日受けなきゃ赤点扱いだし一日我慢すれば良いんだから楽なもんだって」
そんなことあるわけない。そう抗議しようとすると業くんが起き上がった。
業「お世話になりましたー。じゃ、帰りま〜す」
烏「ま、待て。ではせめて、車で送ろう」
業「えー。大丈夫だってー」
渚「業くん、送ってもらった方がいいよ」
前「そうだぞ!やっぱり危ないし」
業「…はぁー。わかったよ。じゃ、烏丸先生?よろしくお願いしま〜す」
烏「あぁ、車の鍵を取ってくるから、先に駐車場に行っててくれ。みんなも一緒に行ってあげてくれ」
全員「はい!」





業くんを連れて駐車場まで行くと、
浅「おや?赤羽じゃないか。E組なんかと一緒にいて。君も落ちぶれたもんだな」
なんて運が悪いんだまさかあの浅野くんに会うなんて。
業「浅野くんこそこんな時間まで生徒会の仕事〜?そんなんじゃ明日のテストじゃ俺が勝つかもねー」
業くんも張り合う。2人が言い合いになるのをハラハラと見守っていた僕たちは少し違和感を感じた。なんか、2人の雰囲気が前と違うような…?
浅「赤羽、大丈夫なのか?」
業「何が?」
浅「昼休み、理事長に教育されているんだろう。最近顔色が冴えないようだしね。あの人はすごい人だ。ただ、今回君に関してやりすぎだとも感じている。君ならなんだかんだ理由をつけて理事長の教育も学校もサボることはできるだろう⁉なぜしない⁉」
業「……………。」
浅「答えろ!」
業「…条件だから」
浅「は?」
業「条件だから。これ以上は言えない」
浅「どういうこと…」
烏「待たせたな。赤羽くん、乗ってくれ」
業「お願いしまーす」
浅「?誰だ?」
烏「本校舎の生徒だな。俺はE組の担任をしている、烏丸というものだ」
浅「あぁ。E組の…ところでどうしてあなたが赤羽を?」
烏「彼のご両親が今不在ということだったのでな。体調が悪いようだから俺が送ることにした」
浅「そうですか」
烏「では、失礼するよ」
烏丸先生の車が遠ざかって行く。
浅「では、僕もこの辺で失礼するよ」
磯「おぅ。じゃあな」
僕たちは業くんを心配しつつ明日のテストに向けて勉強するため各自家に帰っていった。

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作者名:さーなー | 作成日時:2020年8月10日 1時

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