【募集企画】道師の戦争【宇多野 星】で作成

【テンプレ(道師)】

【名前】宇多野 星


【性別】女性


【年齢】17歳


【役職】タスマニア共和国の《鼠》


【性格】
非常に大人しく物静かで、争いごとは好まない。自分の意見をなかなか言えないタイプ。
絵描きとしての才能があり、そっくりな似顔絵をものの10分で書き上げられるほど。
じっくりとものを観察してスケッチを取ったり、分析したりするのが好き。
人見知りが激しい。


【身長】148cm


【体重】46kg


【容姿】
常に目を閉じているように見えるが、一応ものは見えている。
目を開いたときの瞳の部分は薄いグレー。
かなり色白。
髪は真っ黒。長さはセミロングくらい。


【服装】
翡翠色の上着がお気に入り。
黒のズボンと茶色のブーツで無難に纏めている。
口元が隠れるマフラーを身につけている為、ただでさえ聞こえにくい声がより小さくなる。
白い帽子は、星には大きすぎるくらいで、時々目元が隠れる。




【武器】
オートマチック式狙撃銃


【御付き】カレル・チャペック


【御付きの呼び方】カレルさん


【一人称】わたし


【二人称】あなた、○○さん


【ボイス】
「……わたしは、宇多野星、といいます……特技は……絵を描くこと、です……」

「カレルさん……とっても、綺麗なお花ですね……ミスミソウを品種改良したものですか……？」

「じっと、物を見つめたり……そういうの、得意です……だから、狙撃銃を……」

「……あの、起きてます……ちゃんと、見てますから……」

「お花とか、動物さん、大好きです……生き物が、兵器にされるのは……とても、悲しいです……」

「人類を救う為に、人間を殺す……そんなのは、間違っています………と、カレルさんが言ってました……」


【関係】
*穂積諒月
温厚な者同士気が合う。
星の描いた絵を見せて貰ったり、御付きたちと一緒に庭仕事をしている。
「……わたしの絵、気に入ってくれて、とっても嬉しいです……あの、よかったら、諒月さんの絵……描いても良いですか……？」

*シャルマン・ツークツヴァンク
潜入先で出会った、エウロパ出身の男性。
集団のことを調べているらしく、星になにかと聞いてくる。
「道師について……ですか……あの、あまり詳しくは話せません……」

*マルキ・ド・サド
星に肖像画を描いてもらおうとしている。
それ以上のあれやこれやもさせようとするので、大抵誰かに止められる。
「……あの、お絵かきするなら、画材は貸しますけど……その……裸婦のモデルは……」

*松代弥生
取れたてフルーツを一緒に食べるような仲。
弥生が星に絵を教えてもらうことも。
「絵が上手くなるには……とにかく、練習あるのみ、だと……思います……」



【備考】
「目立たなくて潜入向きっぽい」という理由から《鼠》となった。
狙撃銃を使うようになったのも、「一点を見つめたり、照準を合わせるのが巧そう」という理由から。命中率は十発九中くらい。

将来の夢は、森の小さな小屋で、様々な絵を描きながら静かに暮らすこと。

宇多野の先祖は絵描きであった。
数千年もの昔、空想科学小説の挿絵を描き続けていた事が縁で、一族は数多くのSFに関する遺産を保有していた。
その中にあったのが、カレル・チャペックの育てていた植物の種。
種に残された「未来のことが心配だ」という想いから、星の御付きとなった。





【テンプレ(御付き)】

【名前】カレル・チャペック


【性別】男性


【能力】「園芸家十二ヶ月」
生物の成長を促進させる能力。
より厳密に言えば、自身が手をかざした生物の時間を進める能力。
成長の為に必要な養分が無ければ、成長せずにただ枯れるだけになってしまう。


【性格】
初対面の人物にも気軽に話し掛けられるくらい、明るい性格。
しかし声は小さい。
園芸のことや演劇のことになると、非常に生き生きとする。
しかしながら星よりはマシという程度の声の大きさ。
時々、物真似やロボットマイムの練習をしている。


【身長】167cm


【体重】59kg


【容姿】
ふわっふわのブロンドヘア。大抵土が付いている。
ぼんやりとしたような黒い目。
丸顔。


【服装】
色つき防護眼鏡を頭にかけている。時々正しい使い方をする。
趣味の園芸をしているときは、オーバーオールに長靴軍手。
普段は趣味モードの服を着ている。
ガチめの任務の時は、かっちりした服を着る。


趣味モード


お仕事モード(めったにない)



【道師】宇多野星
カレルは星を「フヴィェズダ」と呼ぶ。
チェコ語で「星」の意味。


【道師について一言】
「フヴィェズダは絵がとても上手で、優しくて……ヨゼフ兄さんを思い出させるね」


【一人称】ぼく


【二人称】きみ、あなた


【ボイス】
「ぼくの名前はカレル。『R.U.R.』とか、『長い長いお医者さんの話』とか……ぼくとヨゼフ兄さんの作った話、読んだことある？」

「機械いじりは苦手なんだよ。庭いじりの方がずっと楽しいや」

「……あの……わたしは、カレルさんじゃありません……どう？似てた？」

「……科学の発展が人類を駄目にすることなんて、大昔にぼくが警告していたじゃないか。何一つ、変わっていない」

「フヴィェズダ、ぼくの庭の絵を描いてよ。ぼくの素敵な庭が枯れてしまう前に、きみの素敵な絵にしてほしいんだ」

「ヨゼフ兄さんは、目が悪かったけど、とても腕の立つ画家だったんだよ。戦争が終わって、兄さんが活躍してるところを見てみたかったな」



【関係】
*澄
カレルの小説や戯曲に出てくる機械を作ろうとして、しょっちゅうカレルに話を聞きに来ている。
機械についての発想を教えるのは、あまり快く思っていない様子。
「ぼくの小説のアイデアは、兄さんがいたから出てきたものなんだよ。それに、こういうのは大抵軍事目的に転用されるだろ。そういうのは嫌いだ。あと……ホントに作れるの？」

*穂積諒月
園芸を手伝ってくれる、心優しい青年、といった認識。
「あまり無理はしないでね。小さな怪我や風邪がもとで死ぬこともあるんだから！ぼくがそうだった！」

*船坂弘
農家出身で、生きていた年代も近いため話題が合い、仲も良い。
カレルが死んだ後の世界情勢や、大戦の結末を知っている人物ということもあって、その辺の話を聞くこともある。
「先の大戦では、連合側が勝ったんだ……それから、きみは書店を始めたの？すごいや！ぼくの本も置いてた？ヨゼフ兄さんの新しい画集とか、ニホンにもあった？」

*シャルマン・ツーゥツヴァンク
「世界を変えられるだけの力」を求めて集団へ入ろうとする彼を、カレルは今ひとつ気に入っていない。
「……ぼくらにそんな力は無いよ……それに、そんなものは人類を滅ぼす結果にしかならないって、今の世界を見れば分かるんじゃない？」

*マルキ・ド・サド
出来るだけ関わりたくない変人。
純真な星になにやら教え込もうとしているので、必至に止める。
「サフランやザクロやらの育て方なんて教えないよ。きみ、絶対変なことに使うだろ」

*牛若丸
自分の育てた野菜を分けてあげたりしているうちに仲良くなった。
牛若丸の逸話をモチーフにした能を一緒にやってみたり。
「ニホンの演劇って、すごく変わってるねぇ……こういうのも、面白いね」


【備考】
カレル・チャペックはチェコの国民的作家。
「ロボット」という単語を作ったことで知られるほか、童話なども多く手がけている。
反ナチズム的小説を書いていたため、ゲシュタポに危険視されていた。

人類の行く末をただぼんやりと傍観しているような面がある。

SF作品を多く書いてはいるが、自分が機械を作ったり直したり出来るわけではない。
園芸大好き。ちびっ子も好き。

ヨゼフという兄が居た。
彼は画家であり、カレルの小説に数多くの挿絵を描いてきた。
カレルは、兄より先に自分が死んだことを悔いており、もし一人の道師に複数の御付きが付けるようになったら、ヨゼフを呼んでもらおうと考えている。

カレルはまだ、ヨゼフがナチスの強制収容所で死に、この時代まで遺されたものは何一つ無いことを知らない。



【作者名】キューブ