約2年半ぶりに占ツクを覗いた私が叫びたいこと

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　取り敢えず私がいの一番に言いたいのは、この一言に尽きます。

　検索避けしてる作品が多くなってる！！

　蛇足――ではないですが、ここから先は私個人の見解と意見、占いツクール民の皆さんの柔らかい部分に刺さる様なことも話しますので、心して閲覧頂ければと存じます。

　2年半前、占いツクールから個人サイトに移行してから、私は占いツクールが如何に特異なネットワークであるのか、ということを痛いほどに理解しました。
　占いツクールでは嘗て――もしかしたら現在進行形かもしれませんが――、台本書きやスラッシュ記号（///）による赤面描写、顔文字絵文字による地の文の簡略化等が主流でしたね。検索避けも知らない人が大部分を占めていたように思えます。
　低年齢層に需要のあるサイトですので、小中高生が多く利用していることも起因しているんでしょうが、本来の小説の執筆方法には程遠いものが殆どでした。
　一方個人サイトでは、検索避けは勿論のこと、（主にR作品やナマモノに関する）パスワードや夢小説・二次創作への入念な注意書き、文の冒頭及びビックリマーク、クエスチョンマークの後に全角空白や、三点リーダ、ダッシュの偶数使用といった、小説執筆においての常識が広く浸透していました。

　私も昔は前者の方法を用いて、大変拙いながらも夢小説を執筆していました。ルールも何も知らない無知でしたので、それがどんな人にどんな迷惑を、そして私自身も被るかを理解していなかったんです。
　夢小説は、とても好き嫌いの分かれるジャンルです。夢女子さんが集まる占いツクールに浸かっている限り、「え？　そうなの？」と感じる方も多いでしょうが、事実、私の友人は夢小説が地雷です。
　地雷というのは、その作品を見るだけで身体的な影響を及ぼすほど似た不快感や抵抗感を覚えるものです。カップリング、腐向けや百合向けといったジャンルも、人によっては地雷になります。
　その中でも夢小説は――あくまで個人の見解ですが――特に地雷だと感じる人が多いように思います。
　好きなキャラクター、好きな人の幼馴染や恋人になれる夢小説は素敵ですよね。嫌な現実から逃げたり、目を背けたり、夢小説の中ではなんでも出来ます。でも、それを嫌だと、不快だと、気持ち悪いと感じる人も多いです。
　例えば某巨人アニメや鬼狩りアニメなんかも、特定の条件で大型エンジンサーチで調べれば、簡単に夢小説を見ることができます。夢小説が地雷の人からすればいい迷惑ですし、また、簡単に閲覧出来ることによって――これは例えですが、原作者さんや演者さんの目に映ることもあります。

　自分と理想の中の相手が結婚したり付き合ったりする小説を、現実に存在する相手に見られたとしたら……、あなたはどう思いますか？　恥ずかしい？　それとも怒りますか？
　世の中にはエゴサーチという言葉があります。ネットで自分自身や、出演した作品などを調べて、世間一般からどのような評価や目で見られているかを調べる行為です。エゴサーチをしている芸能人の方は非常に多く、いつ、どこで、この占いツクールの夢小説を見られてもおかしく無いです。

　でも、そうやって発見される確率が低くなる方法があります。ここで漸く本題ですね。そう、［検索避け］です。
　個人サイトでは、CSSをHEAD編集で態々全てのページに書き入れなければならない検索避けも、占いツクールでは簡単にできます。オプションの公開状態から、検索エンジン避けを選択するだけ。めっちゃ簡単！
　それを知らない、やっていない、恐ろしく無防備な状態で夢小説を執筆する人が非常に多かった占いツクールですが――、久々に覗いてみれば、検索避け対策をしている人が結構いる！！　ビックリ！！
　検索避けしっかりしている偉大な作者さんに拍手を送りたいです。どうか嘗ての私の二の舞をしないように願っております。2年半も離れていて言えることでは無いですが。


　そしてもう1つ、私が声を大にして称えたいことがあります。またかよ……と思った方ももう少し辛抱してください。

　ちゃんと小説書けている人が沢山いる！！

　4回目くらいに引き合いに出しましたが、2年半前では正直信じられなかったです。
　前述したような執筆においての常識（冒頭の全角空白云々……）を用いて小説を書いている人が特にオリジナル小説に多く、久しぶりに占いツクールを開いた時なんかは、もう、青天の霹靂でしたね。
　全員が全員そうしろとはいいません。過去の作品を全部書き直せ、削除しろ、なんて酷いことを思う訳でもないです。
　ただ、小説の書き方ひとつ変えてみるだけでもガラッと世界が広がりますし、自分自身の未熟さや語彙力も見直すことができます。ついでに国語の成績も文才も上がります。ラッキー！

　占いツクールを離れてから、このネットワークに潜む危険性と今の状態に対する違和感、そして偶然覗いたからこそ、このサイトの良さを改めて理解することが出来ました。
　これを機会に、自分自身の占いツクールの在り方などを、見直してみてはいかがでしょうか？

　長文でしたが読んでいただきありがとうございました。