夜咄ディセイブ解釈【自己解釈】

さて、まずはタイトルのディセイブから説明をしようかと思います。

ディセイブを英語にすると二つです。

Deseiveと、Deseveです。

Deseiveの方は欺く、騙すなどの意味があり、まさにカノです。

Deseve(ディセーブ)の方は分ける事が出来ます。
否定の「De」と、救うの「seve」です。
これを直訳すると「救えない」になっており、
Deseiveとかけていると思われます。

そして歌詞に出てくる「僕なんてもう救えない？」にも関連していると思われます。

Deseveと言う英語はありませんし、おそらくは造語かと思います。

夜咄ディセイブの意味は「夜に密会をして人を欺く」という意味です。

ではその密会の相手とは誰なのか。

それを説明しながら曲と、カノの説明をしようかと思います。

今までのキャラソンのような曲と違い、この曲はまるで視聴者に語りかけているようになっています。
曲間で、テレビの上に座って嘲笑うカノ。
これはアウターサイエンスに出る黒コノハと重なります。
幸福理論でテレビを抱きしめるアヤノ。
他の曲は皆テレビの中にしかいないのです。
テレビの中、つまりカゲロウデイズの中だと私は思います。

私の中でこの三人は、

黒コノハ(目が冴える蛇)＝カゲロウデイズ提案者

カノ＝ダークサイド側に居る為、カゲロウデイズについて何かを知っている。

アヤノ＝父の書類からカゲロウデイズを知り、止める為に意図的に自殺。


カゲロウデイズについて何かを知る存在。
つまりテレビより外に居る為、外側の存在かと思われます。

ではまず、歌詞から察するに、カノは10年前に能力を手に入れたことが分かりますね。
「怪物」という単語はデッドアンドシークにも出てきます。
そしてアウターサイエンスにも。
密会相手とは、目が冴える蛇だと思われます。
解釈をすると、目が冴える蛇がカノを唆していると思われます。
それについてはアウターサイエンスの自己解釈の方で。
心臓を飲み込んだ、これはアウターサイエンスに出るように、カノを怪物にする(能力者)にさせた、ことだと思います。

「嘘をつき続けろ」と目が冴える蛇が言ったのは恐らく彼を利用するためでしょう。

それ以来僕は嘘つきで、は目が冴える蛇に言われた通り嘘をつき続けます。
いや、嘘をつき続けたというより能力は子供の頃モモなども制御出来てなかったようですし、
カノも制御出来なくて望んでもいないのに欺いてしまう。
こういうところを怪物に成り果てた、というところなのでしょうか。

仮面を外して「全部法螺話だよ？」と言うシーンがありますが、
カノの目が赤いところを見ると、法螺話ということが嘘かと思われます。

オーマイダーティーは「あぁ、わたしは汚い！」という意味です。
自虐をしていますね。最初の「馬鹿な自傷症」とはこの事では無いのでしょうか
サビの部分でモモや、マリーを表しているとされるカノが出て来ますね。
ウィンクをするカノがモモで、泣いているカノがマリーちゃん。

3巻でカノがモモやアヤノに化けたところを見ると、
彼は本当に騙せないひとや物も無くなっているように思います。

仲間や自分さえも欺いて、彼は今日も嘲笑う。
では彼の本心は？それは二番で少し出ますね

しづさんが、以前ツイートで「ディセイブ間奏前半〜1:34までのカノは素に近い」と発言しています。

案外本当のカノ、と言うのは無表情なのでは無いかと思います。
ガスマスクを付けて振り向くシーンがありますよね、
あのカノは無表情です。普段の彼からは考えられないように。
そこから画面に見切れるまで、彼は無表情です。
これが本当の彼だとしたら「本心は不気味じゃない？」のところを見ると、ギャップがあるので確かに少し不気味かもしれません。
そして現れた笑顔を浮かべるカノ。
あれは恐らく欺いている笑顔かと思われます。

さて、二番。
消えそうな少女、キド。
嘘が嫌いな青少年、セト。

そしてテレビにはアヤノが映っていますね。

ディセイブ発表前から、セトとアヤノは姉弟なのでは無いかと僕は解釈していたのですが、
幸福理論を見て発想としては間違って無かったようでw

カノにとっては大事な家族であるキドとセト。
キドは夜を嫌い、セトは嘘を嫌う。
「夜」と「嘘」これはカノに関連する事です。

僕が思うにカノが欺き続けるのは、
2人に嫌われることを怖がっているのでは、と思います。

夜が嫌いなキドにも、嘘が嫌いなセトにも嫌われることが怖くて、
だから欺きながら本当のような嘘をつき続ける。
多分カノは子供の頃に能力に目覚めてから欺く以外、生き方を知らなかったのでは無いのか、と解釈しています。
ちゃちな理想、というのはメカクシ団が作られた事では無いかと。
赤い目を持つ自分たちもヒーローになれるという理想が叶った、という事かなー、と。

ひとりぼっちじゃこの世は生きていけない。

これはカノの本心なのでしょうか？
もう一人カノが現れるシーンが出ますが、あれを本当のカノと仮定します。
おちゃらけた笑顔を浮かべるカノに対して、本心のカノは笑顔を浮かべません。
間奏のガスマスクを付けた無表情のカノと重なります。

欺いているカノは、身体が「目を欺く」蛇にほぼ乗っ取られているような感じなのでしょうか。
本心のカノが欺くカノをずっと見て、それに耐えきれず欺くカノは顔を隠します。
きっと、彼にはどれが本当の自分で、どれが本心すらかも分からなくなっているのだと思います。

僕の心を聴いて！と言うシーンのとこでその後
キドに欺いたカノ、セトに欺いたカノが出てきます。
真ん中にいるカノは泣いてるのかどうかは分かりませんが顔を隠しています。

そんなカノの周りを囲むようにいるたくさんのカノ。
我がままをこの嘘を本物を、の、「本物の僕を探して」とうったえているのだと思います。

でも結局欺いて、誰も本当のカノを気付かない、探さない。
「寂しいよ」なんて言っても結局彼は変われなかった、という事なのでしょうか。


さて、三番。
月をバックに彼はもう嫌いだ！と言っています。
何が嫌いなのでしょうか、それはきっとカノ自身ではないかと思います。
呆れちゃうような僕なんてもう救えない？
のところのカノ、ここに注目して欲しいのは
カノの目が左目しか赤くなってないという事です。
半分は元の色、つまりあの救えない？と部分のカノは半分は欺いて半分は本心を表しているのだと思います。
…………辛そうな顔をしていましたね。

でもそんなカノに「問題ないぜ」と言ったのは恐らくキド。
彼女はそんなカノも問題ない、受け入れてくれると言っています。

うっかりカノは「僕は救えない？」と言ってしまって
「あぁ、ミスっちゃった」と言うわけです。
言うつもりが無かった、つまりあれは本心では無いのでしょうか？
半分目が赤かったのは、もしかしたら気付いてくれるか試していたのかも。


でも結局彼は最後も欺いたのでしょう。
「不気味な僕に徒然溺れてく」。
嘘をまた付いた、と僕はこの歌詞で思います。




そして出てきた泣いている少年のカノ……
よく見ると傷だらけです。

母親に愛して欲しかったのだと思います。









さて、過去の彼も、今の彼も救われるのでしょうか？









っていう妄想1000%な解釈文でごめんなさい！！！←

しかしディセイブ聴きながらこれ書いてたので妄想が膨らむ膨らむ(((((

長々とここまでありがとうございました！