Type.B カウンセリングノート 【構成員名】

ルカルル
「来たのね……椅子に座りなさい。説明をするわ……」
(エルフの人事部署構成員、ルカルルがクリップボードを片手に椅子を指差した)

「」


ルカルル
「まさか事前調達も読まない馬鹿はいないでしょうけど、一応説明するわ……今回の面談では貴方の適性を見させてもらうわ。正直に答えてもらう必要があるから自白剤も飲んでもらうわよ……」
(あなたに一粒の錠剤が手渡される)

「」


ルカルル
「よほど意志が強くなければこれで正直になるそうよ……はっ、本当に嫌な薬だわ。どうせ貴方も私を醜いと思っているでしょうし。ああ、答えは口にしなくて良いわ……答えが分かってはいても言われるのは腹が立つから」

「」


ルカルル
「それから、緊張もあまりしないようにしなさい……メンタルチェックを兼ねているから。無回答でも良いわ。その薬はあくまでも嘘をつきづらくするだけだし……」

「」


ルカルル
「では質問を開始するわ……」

「」


ルカルル
「現在所属する部署に配属された時に抱いた印象を述べなさい」

「」


ルカルル
「所属してる部署に不満があるか否か……」

「」


ルカルル
「宵闇の魔法連合に抱いている印象を述べなさい」

「」


ルカルル
「今困っている事は？」

「」


ルカルル
「魔法についてどう思うか……この質問、意味なんてあるのかしらね。手足が動く事についてどう思うか聞かれているような物じゃないの。馬鹿にしているのかしら？だとしたら腹が立つわ……」

「」


ルカルル
「魔法使いについてどう思うかですって。どう思うの？」

「」


ルカルル
「魔法使いじゃない普通の人間についてって……はっ！怪異だから人間を襲わないか気になるのかしら、連合は？どれだけ馬鹿にしてくれているのかしら。それとも単純に知りたいだけなの？まあ良いわ……で、どうなの？人間についてどう思うの？」

「」


ルカルル
「怪異については……いくつか項目があるわね。どれも連合への所属が確認された怪異についてだわ。1つずつ行きましょうか……」

「」


ルカルル
「エルフについてどう思うか……エルフ、世界で最も美しい怪異……ああ、今私がエルフらしくない醜女だと思ったでしょう？分かっているわ言わなくても良いわよ言わなくて偉いわねクソムカつくけどどうせどいつもこいつもそう思っているんだものﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ……」

「」


ルカルル
「次はダークエルフね。山に住んでいて肌が暗くて……森を捨てた薄汚れたエルフ、でも私よりずっとずっと美しい……」

「」


ルカルル
「妖精についてどう思うかしら。森の妖精は人の邪魔しかできないクソガキ共だけど、ここの妖精はそこまででもないわよね……」

「」


ルカルル
「幽霊について思っている事を述べなさい。……幽霊って何なのかしら。よく分からないわ」

「」


ルカルル
「ヴァンパイアについては？」

「」


ルカルル
「次は……悪魔と堕天使についてですって。こいつらは一纏めみたいね」

「」


ルカルル
「怪異に関してはこれで終わりね……他の構成員に抱いている印象を答えて。全体に第せる物でも特定の個人に対する物でも良いそうよ」

「」


ルカルル
「好きな物は？」

「」


ルカルル
「嫌いな物は？」

「」


ルカルル
「人事部署についてどう思うかですって。どうせ皆私達の事を無能だ何だと影でコソコソ言っているに違いないわ……言っておくけど任務はちゃんと構成員の適性に沿って割り当てられているから」

「」


ルカルル
「15分休憩を取るんですって……自白剤の効果もそう長くないのにこんなに休憩する意味あるのかしら。まあこれだけの時間休ませるよう指示されているし何か意味でもあるんでしょうね」

「」


ルカルル
「カウンセリングルームで待機するように。希望があれば飲み物も用意するわ。何が飲みたいの？」

「」


(数分後、構成員の元へ希望していた、あるいはルカルルが選択した飲料の入ったコップが運ばれてきた)

(飲み物が運ばれてから更に数分間が経過する。その間ルカルルは神経質そうに時計を見ながら人差し指で机を叩き続けていた)


ルカルル
「はぁ、ようやく休憩時間も終わりね。再開しましょうか。さっさと終わらせたいし」

「」


ルカルル
「家族がいたかどうか。もしいたのなら、貴方にとってどんな存在だったのか」

「」


ルカルル
「現在後悔している事はある？」

「」


ルカルル
「トラウマを持っている？」

「」


ルカルル
「もし連合の命令で死ぬ事になったらどう思う？」

「」


ルカルル
「連合にどこまで捧げる事ができる？」

「」


ルカルル
「愛する人と連合、どちらかしか取る事ができない時、どちらを取る？」

「」


ルカルル
「今、貴方は幸福？もし幸福なら、そう感じる理由も応えるように」

「」


ルカルル
「これで最後の質問よ。1から6の中で好きな数字を答えて。……こんな質問に何の意味があるのかしら」

「」


ルカルル
「……面談はこれで終了。1時間は動き過ぎないように」

「」