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僕は代永翼。
宮中に仕える内官だ。
そして僕には…恐れ多いほど気に入られてる方がいる。
その方は……皇帝陛下だ。
キスもされた。
そんな皇帝陛下が僕のような者をご自分の夫にすると仰っている。
僕なんかが…いいのかな……。
神谷「そこで何をしているのだ？」
っ！この声は…。
僕「陛下に拝謁します」(礼)
神谷「顔を上げよ」
僕「感謝いたします、陛下」
神谷「それで、何をしていたんだ？」
僕「少し考え事をしていたのです」
神谷「考え事…か。何か相談があるなら聞くが」
僕「い、いえ、恐れ多いです」
神谷「そんな事を思う必要はあるまい。皇帝命令だ。話をせよ」
僕「……はい、陛下」
陛下…うぅ。
命令なら……仕方ない……。
僕「陛下は私をお気に入りなさっておられます。そして、私を……その…陛下のパートナーとしたいと…。私のような者が…陛下のパートナーなど、恐れ多く…他の者から妬みを買われぬかと心配で怖いのです」
そう僕が申し上げると…
陛下は僕を抱きしめた。
僕「っ！//へ、陛下…？//」
神谷「そなたがいい。他の者になど興味がない。そなたにしか興味が湧かぬ」
僕「陛下……」
神谷「朕がそなたを守る。何があってもそなたの傍にいる。そなたを傷つける者は、たとえ朕の身内でも許さぬ。だから安心せよ」
僕「陛下………//」
神谷「まだ不安なら…こうしてやろう」
っ！？
へ、陛下が……僕に、き、キス……！！
神谷「これで大丈夫だろう」
僕「へ、陛下っ！//急になさるのはおやめください」
神谷「嫌なのか？周りは誰も居らぬ。ほら、もう一度してやろうか」
僕「っっ///へ、へい…か//」
神谷「よいか？そなたは朕のものだ。忘れるな」
僕「はい…陛下」
神谷「会えて嬉しい。そろそろ書斎に戻らねばならぬ。…また会おう、翼」
僕「はい、陛下。お見送り致します」
……はぁ……
本当に心の臓に悪い事だ…。
しかし、陛下の僕への気持ちがよく分かった。
…陛下に身を委ねても…良いだろうか。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
朕(ちん)…皇帝陛下が自分のことを言う時の言葉。一人称。
宮中に仕える内官だ。
そして僕には…恐れ多いほど気に入られてる方がいる。
その方は……皇帝陛下だ。
キスもされた。
そんな皇帝陛下が僕のような者をご自分の夫にすると仰っている。
僕なんかが…いいのかな……。
神谷「そこで何をしているのだ？」
っ！この声は…。
僕「陛下に拝謁します」(礼)
神谷「顔を上げよ」
僕「感謝いたします、陛下」
神谷「それで、何をしていたんだ？」
僕「少し考え事をしていたのです」
神谷「考え事…か。何か相談があるなら聞くが」
僕「い、いえ、恐れ多いです」
神谷「そんな事を思う必要はあるまい。皇帝命令だ。話をせよ」
僕「……はい、陛下」
陛下…うぅ。
命令なら……仕方ない……。
僕「陛下は私をお気に入りなさっておられます。そして、私を……その…陛下のパートナーとしたいと…。私のような者が…陛下のパートナーなど、恐れ多く…他の者から妬みを買われぬかと心配で怖いのです」
そう僕が申し上げると…
陛下は僕を抱きしめた。
僕「っ！//へ、陛下…？//」
神谷「そなたがいい。他の者になど興味がない。そなたにしか興味が湧かぬ」
僕「陛下……」
神谷「朕がそなたを守る。何があってもそなたの傍にいる。そなたを傷つける者は、たとえ朕の身内でも許さぬ。だから安心せよ」
僕「陛下………//」
神谷「まだ不安なら…こうしてやろう」
っ！？
へ、陛下が……僕に、き、キス……！！
神谷「これで大丈夫だろう」
僕「へ、陛下っ！//急になさるのはおやめください」
神谷「嫌なのか？周りは誰も居らぬ。ほら、もう一度してやろうか」
僕「っっ///へ、へい…か//」
神谷「よいか？そなたは朕のものだ。忘れるな」
僕「はい…陛下」
神谷「会えて嬉しい。そろそろ書斎に戻らねばならぬ。…また会おう、翼」
僕「はい、陛下。お見送り致します」
……はぁ……
本当に心の臓に悪い事だ…。
しかし、陛下の僕への気持ちがよく分かった。
…陛下に身を委ねても…良いだろうか。
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朕(ちん)…皇帝陛下が自分のことを言う時の言葉。一人称。
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作者名：さくや＠執事・メイド | 作成日時：2019年12月4日 19時
