Marry me【戦国BASARA】

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おはこんばんは！玉鬘です！

ただいま青春真っ只中(笑)なわけですが、作者は女子校に通っているので全くもって出会いがなく…彼氏といちゃいちゃするより幸せ溢れる結婚生活を望む始末です…

結婚と言ったらプロポーズ！
いつもは戦国無双の作品を書いていますが、今回は戦国BASARAで書きたいと思います！

attention
・作者は戦国BASARA弐と劇場版のみの知識で書いております。従って左近さん、勝家さん、宗麟さんなどは書けません(官兵衛なら…！)
・ほぼ西軍です。ご要望があれば東軍も書きます。

今いる武将
・真田幸村
・長曾我部元親
・毛利元就
・石田三成
・大谷吉継

では、どうぞ！

5種類の結果パターン

I swear forever on my love for you. - 2024年4月21日

齢十九と言えば世の女子は既に殿方に嫁ぎ、子を成している人がほとんどかも知れない。

武家の結婚と言うのは互いの思惑が絡み合ったもの。
断られるなんてそうそうない…

筈なのに、私は今まで半兵衛様が結婚を申し込んだ人達からことごとく断りの文が届く。

確かに豊臣軍の中の小隊を率いる女子と言ったら聞こえは良いかも知れない。
でも私の中身は刀を振るう情緒の欠片もない唯の男のような女なのだ。

唯一女子らしいのは髪が長いことくらいか。
産まれて此の方、華やかな小袖なぞ着たこともない。

そうしてつい先ほど、半兵衛様からまた断りの文が来たと報せがあった。
こんなの、あの半兵衛様もお手上げだろう。

落ち込みながら廊下を歩いていると後ろから音もなく吉継が現れた。

「やれ、YOU」
「あぁ、吉継」
「聞いたぞ、また嫁に行き損ねたと」
「相変わらず耳の早い事で…」
「それでしょぼくれて歩いておるのか」
「まあ、そんなとこ」
「そんなに嫁ぎたいか」
「私が嫁げは秀吉様や半兵衛様のお役に立てるし…」

そこまで言うと吉継はふむと少し考えた。
そして何か閃いたように口を三日月のようににぃっと歪ませた。

「YOUよ、妙案がある」
「妙案？」
「YOUはわれが貰ってやろ」

行かず後家は哀れ故。
そう言って吉継は彼独特の乾いた笑い声をあげた。

「え、あ…私が吉継と…？」
「その通りよ。YOUは豊臣の大切な戦力。われと一緒になれば失わずに済む。それに…ぬし程のじゃじゃ馬の手綱を取れるのもわれくらいであろ」
「よ、吉継…」

顔に熱が集中するのがわかる。
包帯の下に隠された吉継の顔はどうなっているのだろうか。

「返事は？応か否か」
「よ、よろしく…お願いします…」
「では、太閤に報告しに参るとしよ」

差し出した手を握ると包帯の奥から温かい彼の温度を感じた。