私は今日も 貴方と笑い，泣く【銀魂】

10種類の結果パターン

「笑え そんでもって好きなだけ泣きやがれ - 2024年4月20日

高杉 晋助 笑え

「いつでも冷静だ 」と言われた私

「いつも笑ってくれない」 と言われた私

「いつも冷たい」 と言われた私

私が思うに 私は周りから見て冷たい人間なんだと思われているのだろう


だってそれはしょうがないじゃ無いか 私が 笑えないのは 晋助が いるから…… 晋助が 苦しいから

のんきに笑えない 松陽先生を殺した国が憎い その国を変えてしまった天人が憎い 昔は 楽しく 笑えたのに


今じゃもう 笑えない

「笑えないよ 辰馬 お前と行けば 変われたのか？ 私は……寺子屋での生活の思い出にお前がいなくても
私はお前がずっと大切だと思って来たよ

………なぁ 私が笑えないのは 国が憎いから 笑えないのかな 教えてくれよ 辰馬……」

いつも先に宇宙へ旅立った辰馬の事を思い出す


いつも無表情なまま泣く 泣いて そして眉間にシワがより ちゃんと泣いてる表情になる


1人より表情が現れるのが遅いのだろうか

そんな事を思いながら私は泣き続けた


また子の部屋で泣いてる為その内戻って来てしまうのだろう その前に止めないとな

そう思っているとドアが開いた もう帰って来たのかと 目が少し赤いのをなんとかしようと ドアの方に顔を向けず


「早いなまた子 晋助様と話せたかい？」

そう言うと また子の高い声はかえってこなかった
代わりに 低く 声だけでも色気のある声がかえってきた

「てめぇ 何泣いてんだ YOU」

「あっ バレた？ 晋助」


振り向かなかったが それは確かに 晋助だった
武市じゃない 晋助


私はちゃんと泣き止むのを待ちながら晋助に背を向けている

すると晋助がキセルを吸っているのだろう
ふぅーっと煙を吐いた


部屋での喫煙はご遠慮いただきたい そう思ったが今は顔の赤みを隠すのが精一杯

すると 晋助はボソッと何かをつぶやいた

「なんでてめぇは笑わねぇんだ 」


私は聞こえないふりをした 聴こえなかったら答えなくて良いという安心感に包まれたかった
悪く言えば逃げだが

晋助はかまわず続けた

「先生をなくして俺達ぁこの腐った世界をぶっ壊しにこの隊を作り上げた
お前は他の奴らとも良く話す なのになぜ笑わねぇ」


「……………」

黙るしかなかった そうする他何もなかった

しかし 晋助はまだ続ける


「笑え 昔みてえに お前が変わらないままでいると なぜか安心する 笑え」

俺様か！ と以前の私ならツッコミを入れただろう

でも 私は 昔の私のままでいると 皆確かに…私も
__笑ってた__

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