【undertale】I "Love" you

17種類の結果パターン

＊あなたはLoveで満たされた - 2024年4月24日

YOUは馬鹿である。


…いきなりなんだと思うだろうが、それが事実だ。
YOUは随分と頭が弱い。世間的に俺が頭がいい方に分類されているせいなのか、ただ彼女が馬鹿なのか…俺にも分からない。

そんな彼女は、よく俺に質問する。くだらないことも、大事なことも、分からないことがあればすぐ俺に聞くのだ。…一番返答に困ったのは「Sansってパンツ何色？」と聞かれたときだ。あのときはケチャップ噴いた。



『Sansー、これ何？』

「量子力学の本。お前さんには理解不能だと思うからやめておいた方がいいぞ」

『むっそんなことないよ！リカイしてやるんだから…！』

「heh heh heh…まあ頑張りな」



むすっと彼女が頬を膨らませているので、俺は骨ばった指(まあ骨そのものなんだが)を突き刺せば、ぶすぅ、と女らしからぬ顔と音を出したので笑ってやった。

それにYOUがひとしきり俺に怒り、そして最後には笑っていた。その後再び量子力学の本を開けば、三秒で彼女の頭が爆発した。まあ予想通りだった。しかし俺は二秒で爆発すると思ってたが、一秒耐えたな。偉いな。



『うううう…なんでこんなの分かるのSans…』

「それは…頭の出来が違うからじゃないか？」

『頭の出来って何ー…』


机に突っ伏しながらうだうだと質問を続ける彼女に俺は溜め息をついた。


「全く…俺はスケルトンさ、辞書じゃないぞ」

『？うん、SansはSans…私のだいすきなSansだよ。あ、Sansばっかりだ！ってことは、これが「げしたるとほーかい」！？』

「………ゲシュタルト崩壊、だな。いやそれもなんか違うと思うが」




そっか！とからからと快活に笑う彼女に、顔が赤くなっているであろう自分の状態を察して思わず目を逸らした。




馬鹿可愛い

「(だいすきなsans、か…一体どっちの意味なんだろうな？)」
『ふんふふーん』
「(俺の気もしらないでよく笑ってられるぜ…この馬鹿)」


＿＿
sansに勉強教えてもらいたい

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