メール送信中【文豪ストレイドッグス】

11種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年4月26日

今日は、双黒 です

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


「でーと？ですか？」




「そうそう！YOUちゃんこの任務の担当なんでしょ？
標的(ターゲット)を監視するのに丁度いいと思う！」




そんな事をニヤニヤしながら言う太宰さんは顔がにやけている。
此の前探偵社にきた依頼の話をしているようだ。

…遊園地に来た標的(ターゲット)を監視する依頼だ。





「…えーっと、でも太宰さんには別の依頼が来てませんでした？」




若干食い気味な太宰さんの視線を押しのけ、私は言う。



「えー、おかたいな。YOUちゃんとデートしたいだけなのにー。」


むすっとした太宰さんはさりげない小言を挟んで落ち込んだ。



…まぁ、何事にも太宰さんがいて不安なことは無い。
社長もokくらいは出してくれるだろう。



＊

依頼日。


太宰さんは、なかなか来ない。
メールでは、「先に中にいて」とあったけど…。


怪しまれないようにいつものスーツ姿とは変えて、私服で来たから何か違和感。



「与謝野先生に選んでもらえばよかった…。」




「…あれ？」



「え？」



声がした方向を見ると、一風変わった黒い帽子をかぶった小柄な男性がいた。
…中原さんだ。


「YOUじゃねぇか。」


「…っはい、」




久しぶりに会うので少し緊張する。
中原さんは親しい仲にはあまり堅苦しくならない。


「YOUもここに遊びに来たのかよ？」



「いえ、依頼で…」



言いかけた其の時、



プルルルルル



電話だ。


「はい？」


すると社長の声がした。



「今日の依頼はキャンセルだそうだ、」



「・・・へ？」



「いつも依頼で疲れているだろう、遊んでこい」



社長はそういい残すと電話を切ってしまった。
…遊びに来たことになってしまったようだ。


「そうなりました…」



「んじゃあ、俺と遊ぶか？」



「…はい？」



「暇なんだよ、どうだ二人で。」


…中原さんからのお誘いはとてもありがたいのですが、


「太宰さんもいるんですよ…」


「…は？」


ほら、こうなった。
太宰さんと中原さんは仲が悪いのに…。


気まずい空気の中、メールの受信音がした。
太宰さんから

[受信ボックス]
12/25＿14：05
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

たすけて
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




「…っ！文面だけじゃわかんないですよ！」


私は走り出した。

＊
前編です。要望があれば後編も書きます。

この作品には11種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：