［実況者］ この気持ちを君に

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はいどうも、咲夜といいます!!(*´ω｀*)
今回は初の日替わりに挑戦しようと思います!!

＊ご本人様とは一切関係はございません。

＊駄文です

嘘じゃないと、あなたは私に囁いた

短編、中編小説

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あなたの本日の占い結果です - 2024年4月24日

死神［シオン］

貴『死神～!!』

そう言って大好きな彼に手を振る。

彼は気付いたのかパァッと顔を明るくし走ってきた。

死神「YOU!!お待たせっ!遅れててごめんね!」

遅れてなんかないのに、律儀に彼は謝ってくれる。

貴『大丈夫。私死神待つの嫌じゃないから』

そういえば彼と付き合い始めて２ヶ月が経とうとしてた。

当時一番最初の約束ごとは
“相手の事を一番に考え、隠し事はしない”だった。

でも、私には隠し事があった。
死神の事を一番に考えて私はもう１つの約束を破るね。

死神「今日は何処に行こうか？」

貴『今日はね～…死神の家に行きたい!』

そう言って、彼の家に行きゲームをする。

死神「次は何処に行こう？」

次……か、私に、次なんてあるのだろうか？

ー

「YOU…」
今日、俺は大切な親友のお墓に来ていた。

彼女が亡くなったのはつい先日。

彼女には、ある隠し事があった。

俺が彼女本人から聞かされたこと。
それはーー“余命１ヶ月”

確かこの事を聞かされたのは彼女が俺の友達と付き合い始めた頃だ。

「それ…クロノアさんとか知ってんの？」

『クロノアさんには伝えた。……けど死神には言わない。』

「なんでっ!?」

『約束したの!!相手の事を一番に考え、隠し事はなしって…!!だから私は死神に伝えたくないの…!!』

「……分かった。クロノアさんにもその事伝えとく…。」

『あり、がとう…ぺいんとさん』

ぺ「ん、この花って…」

彼女のお墓のところに小さな花束が置いてあった。

ぺ「はは…死神くんらしいや…」

ぺ「なぁYOU…やっぱり、バレてたみたいだぞ？嘘つくの下手くそなんじゃないの？」

多分死神くんは分かっていたんだろう。
だけどYOUのことを一番に思って、言わなかったんだろう。

そっと、死神くんが置いた花束の隣に自分のとクロノアさんに頼まれた花を置く。

ぺ「YOU、死神くんも俺もクロノアさんも…YOUのこと、忘れないから。」

そう言って、その場を後にする。

死神くんが置いていった花。
それはーーシオンだった。

［シオン］
花言葉あなたを忘れない