この作品のhit数が四桁突入し、お気に入り登録が40人突破したので、記念の日替わりです。
作って一週間も経っていないんですが…読者様方の愛の力は偉大ですね。
心よりお礼申し上げます。
小説続編【APH】気づけば銀世界にいました。2
殿堂入り記念掃き溜め文集【APH】
この作品は、主人公があの国にトリップしたら…、という趣旨です。
トリップ物が苦手という方は、ご注意願います。
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どうかご了承くださいませ。
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※国名呼び。実際の国家、人物、軍…関係ありません。
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気づけば、そこは… - 2024年4月25日
【ポーランド】
___コト。
小さな音と共に、黒のポーンが、ひとつ前進。
私は、じっとチェスボードを見つめ、慎重に戦況を把握しようとする。
始まったばかりだから、圧されているというわけでもないが。
まだまだチェス初心者の私は、一手を選ぶのにとても苦労するのだ。
「YOU、まだ決まらんのー?」
黒のポーンを先程動かした彼は、つまらなさそうに口を尖らせる。
彼は、案外短気なのかもしれない。
「ポーランドさん、ちょっと待ってください…」
「YOUは一回一回悩みすぎだしー」
「う、まだ初心者なんですから、勘弁してください」
口を動かしながら、慎重に決めた一手を出す。
___コト。
白のルークを、そっと置く。
すると、大して間もおかず、彼は次の一手を決める。
黒のナイトが、こちらの陣営に向ってやってくる。
___コト。
「あ…」
白のポーンがひとつ、取られてしまった。
ちょっと先行きは不安になるが、まだ大丈夫。多分。
気を取り直して、次の一手。
___コト。
___コト。
___コト。
もう何度目になるかわからない、自分の番がやってきた。
ボードの上の手持ち駒は大分減った。
どうしようか。
「俺、YOUの良い所は、そういう所だと思うんよ」
私がボードを見つめる向かいで、ポーランドさんがポツリと零した。
「先のことを真剣に考えて、悩んで……、俺にはできんし」
「そうですかね?」
やっと決めた一手を繰り出しながらなんとなく彼の顔を見ると、何時に無く真面目な表情を浮かべていて、思わずどきりとした。
でも、それは一瞬のことだった。
彼は、すぐにいつもの薄笑いを見せた。
「でも、それがYOUの良くない所でもあるし」
「え?」
「なんでもかんでも、悩みすぎなんよ。YOUは」
「なんでも、かんでも?」
「そう。いっつも不安そうな顔して、今も、こんなに眉間に皺寄せて」
思わず、眉間を手で隠す。
その様子に、彼はふっと笑う。
「チェスだって、人生だって、楽しまな勝てんよ?」
そう言って、彼は黒のクイーンを手に取った。
___コト。
「チェックメイト」
白にとどめを刺した彼は、楽しそうに笑った。
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箸レーゼ - へぇぇ〜…!そんな意味が…じゃあもうめっちゃ大事に致しますねブレスレット!ありがとうイタちゃん……!! (2022年7月18日 15時) (レス) id: 6c5dc33c86 (このIDを非表示/違反報告)
ぐるこさ民族 - まずクマ二郎さんの名前を覚えましょうカナダさん… (2017年2月7日 21時) (レス) id: 10c3783aee (このIDを非表示/違反報告)
暴走少女@OIM(プロフ) - にーにのやつにマジで感動… (2017年2月2日 15時) (レス) id: 9c756d2d57 (このIDを非表示/違反報告)
青魔導師(氷)(プロフ) - リヒテンmj天使 (2017年1月18日 1時) (レス) id: 595a8f21dd (このIDを非表示/違反報告)
青魔導師(氷)(プロフ) - プーちゃんカッコ可愛ええ (2017年1月14日 0時) (レス) id: 595a8f21dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サチ | 作成日時:2015年12月11日 23時