赤葦づくし。

6種類の結果パターン

赤葦:俺の話小説にするとか、作者馬鹿ですか。作者:はい、馬鹿です - 2024年4月25日

飲み物なんて、二人で一つ

(両思いだけど付き合ってない設定)



あつー。。

図書館からの帰りで暑すぎて死にそうだったから

公園のベンチに座ってるんだけど、



なんせ暑い!!暑すぎる!!



生憎水筒のお茶は全部飲み干しちゃったし

とりあえず早く帰って家で休も…



立ち上がると





「あ、綿木」






聞き覚えのある声…






「赤葦…!?」






紳士の登場だわーい…じゃなくて！


私は彼…赤葦京治に想いを寄せている。








暑くて汗まみれのこの状況で！

何故出会わねばならんのだ！

恥ずかしくて余計身体熱いよ！火吹いたろか！！





「赤葦…こんなとこで何してるの？」




「先輩の家からの帰りなんだけど

暑かったからここで休もうかと思って」




「…へぇ」






あぁ気まずい。何か適当に喋らねば







「…すっごい暑いね」




「うん」




「しかも喉乾いたし…」







最後の一言が大変なことを巻き起こす

それに気付くのは後の話








「じゃあ何か飲み物買ってくるよ」








は、はい？

ほんと紳士だなお前…だから惚れるんだよ





「良いよ！もう家帰るし」




「いや、俺も喉乾いてるから、どうせなら一緒に飲も」








一緒に飲もとかアレですか

社会人の楽しみ、飲み会のお誘いですか。





…いや待て、そういう思考はとりあえず止めよう。









私は渋々、ありがとう、じゃあお願いと告げ

ベンチに座って待つ









暫くして彼が戻ってきた。

ペットボトルのまわりが既に水浸しのスポドリを

1本手に持ってこちらへ来る







…え？





1本？







「赤葦、自分の分は!?」


「え、これ、俺のだけど」


「じゃ、じゃあ、私のは…？」



売り切れちゃったのかな。別に良いけど…






「綿木のでもあるよ？」






そう言いながらキャップを開け

ｺﾞｸｺﾞｸと飲み進める赤葦。

たまに口から溢れる液体。


え、えr…じゃなくて！





「はいこれ。飲みなよ」




いや軽々しく言わないで!?

…でもまぁあっちが意識してないなら

緊張してないで飲めば大丈夫…？




破裂しそうな心臓を抑えつつ

そっと口を付けて飲む





「…綿木さ、間接キスとか思わなかった？」




！？

思わず顔が熱くなる





「嫌なら嫌って言えば良かったのに。

あとその反応。

俺のこと、好きと捉えて大丈夫？」




そんな彼も私のことが好きだったと知るのはすぐ後

この暑さのおかげで付き合うことになりました。

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