愛情という名のお仕置きを！【HQ】

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「俺だって、やればできるんだからな！」

「お前にはお仕置きが必要だな(ニヤリ)」

「それは、反則でしょ」

「そんなこと言っちゃうんだ？どうなるか…分かってるよね？」

「…舐めてもらったら…困る」

◇◆◇

ーー今ある作品

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＊＊＊

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☆☆☆

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彼氏の本日のお仕置きです - 2024年4月24日

ーー佐久早聖臣のお仕置き

午後八時。

女子バレーの練習が終了し、男子バレーの体育館へと向かう。

目的は、聖臣と帰るため。

YOU「きーよお……み？」

扉から顔を覗かせると、一人居残り練習をしている姿が見えた。

集中してるし……うーん、どうしましょ。
まぁ、時間あるし。
待っていよう。

YOU「うぅ、寒いな」

秋であるこの頃。
夜になると冷え込んできてとても寒い。

冬よりはマシだから、待つぐらいなら大丈夫。
だと思う。

–––１時間経過–––

…って、思っていた時もありました。
なんだこれ、罰ゲームかなにかですか？

くっそ、寒い。

YOU「まだ…なのかな」

さっきまでしていたバレーボールの弾む音は聞こえなくなっている。

から、もう少しだと思うけど……

聖臣「うぉ、なんだ。いたの？」

あっ、来た。

YOU「うん、今日一緒に帰ろうって言ったでしょ？」

聖臣「…うん……」

YOU「忘れてたんだね？まぁ、いいけど。さっ、帰ろ」

帰ろうとその場を立ち上がる。
が、寒い中じっとしていたからか、力が入らない。

つか、足…痺れた？
やばい、フラつく。

聖臣「はぁ…体育館の中、入ろ」

YOU「すみません」

聖臣「こんなに冷たくなって。声掛ければ良かっただろ…」

YOU「いや、でも。練習してたから…私が邪魔したら悪いと思って」

そう言うと、聖臣はピタリと止まって私の方を振り向く。

YOU「え、なに？」

聖臣「俺のことより、もしYOUが風邪でもひいたら…どうするの？」

YOU「そ、そんなの。大丈夫だし…」

あっ、怒らせたかな。

まぁ、これが1回目じゃないしなぁ。
あの時は、まさか…夏なのに風邪ひくとは思わなかったし。
その時の聖臣、泣きそうな顔しながら謝ってきたしね。

聖臣「分かってないみたい」

YOU「なにが–––––！？」

体育館の中、一つのリップ音が響く。

突然で驚いてフリーズ状態の私に、聖臣は自分のジャージを私にかけてもう一度、キスをしてくる。

聖臣「風邪引いて貰ったら困る。だから、俺が暖めてあげる」

YOU「あっハイ」

これからは、声をかけよう。
これじゃ、心臓が持たないっス。

☆★☆

音海炉忌さん！
リクエストありがとうございましたm(_ _)m