ドS×3のオススメメニュー【銀魂】［日替わり系小説］

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こちらが本日のオススメメニューとなっております。 - 2024年4月18日

今日は真選組一番隊隊長、総悟からの激辛せんべい。

ー護衛と姫様ー

***

「目を疑いまさぁ。」

等と失礼極まりない言葉を私に発するのは同い年の少年。

これでも真選組の一番隊隊長である。

『うるせぇ目ぇ潰すぞ。』

重苦しい着物を脱ぎ、髪をほどいた状態。

普通ならどうってこと無いだろうが、残念ながら私は姫なのである。

「姫様、アンタ絶対生まれてくる家間違えてまさぁ。」

知ってる、と呟く。

外にも満足にだしてもらえず、家の中でお人形みたいに大事に育てられる毎日。

『まぁ、他の人間から見れば、贅沢な悩みなんだろうけど。』

はぁ、とため息をつく。

『うおっ！？』

体に何かの袋があたる。

「アンタ、辛いもの好きだろぃ。俺の知り合いにも一人いたんでさぁ。」

＿＿アンタとは似ても似つきませんがねぃ。

そう笑った総悟は、何処か寂しそうだった。

"いた"。過去形ということは、もうこの世には居ないのだろう。

私は激辛せんべいと書いてある袋を開け、一つ頬張る。

予想外の美味しさに、正直驚いた。

『私は…、確かにがさつかも知れないけど、これでもここで叩き込まれた礼儀はある。

顔も悪くないと思ってるし、頭も良いと思ってる。』

総悟は一瞬目を見開き、フッと笑いながら、つけあがりもはなはだしいねぃ、ともっともな事を言う。

『私じゃ、ダメ訳？』

総悟を押し倒し、上にまたがる。

「……何してんでぃ。」

冷たい視線に、グッと喉がつまる。

『いっ、いやなら斬れば良いから。』

「そういう事言ってんじゃねぇよ。」

え、と思ったときには既に視界が反転し、上に見える総悟の顔。

「こういう事は男からするもんだろぃ。」

ニヤリと広角を上げた総悟。

不覚にもカッコいいと思ってしまう自分に、重症だなと苦笑する。

『んぅ。』

総悟が私の唇を甘噛みする。

それからペロリと私の唇舐め、ゆっくりと離れた。

「辛ぇ……。」

そう顔を歪めた総悟とは言え反対に、私の顔は真っ赤に染まっていた。

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