弱気な文豪に告られて【文スト】

5種類の結果パターン

本日の文豪はこちら - 2024年4月19日

きょうは太宰。

早朝にて

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「おはよ。」


『おはようございます。太宰さん』


同棲して1年。

別に恋仲ではない。無論結婚なんてする筈ない。

1年前に行く宛のなかった私を、太宰さんが拾ってくれた。それだけ。


…それだけ。



「YOU、」


『はい。』


「ちょっとこっちきて。」


『？、はい…』



太宰さんがさっきまで寝ていたベッドに腰掛け、少しだけ太宰さんの方に寄ってみる。


「ふふ、」


すこし、口角が緩んで笑ったように見えた。

なんだろう。何が始まる？何をされる？


…でも、居候の私からしたら、

太宰さんを…すき、？な、私からしたら、

何をされてもいいのかな。なんて。



ぎゅっ


抱きしめられた。

人の温もりを感じるなんて、珍しい体験。



『…へ？』


「YOU…。ねぇ、1年間、ずっと私のそばに居てくれて、ありがとう。」


『…』


まさか、出てけって、追い出されるのかな。

覚悟は何時でもできていたと思っていたのに。

何故だろう。


「でね？その…今まで言えてなかったし、多分…嫌われると思うのだけれど…、言ってもいい、かな？」


あぁ、やめて。

涙が溢れる。


『…ぁ、……』


「…！！っ、」


眼前には、大好きな人の瞳。

唇には柔らかい感触。



「ごめんね。好きだ。」


─────────


太「あの、ごめん、ほんと…恥ずかしいことしちゃって。」

中「恥ずかしいことってなんだよ太宰」

太「それが知りたいのなら評価とか。してくれると嬉しいな。」

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