貴方は誰の好きなタイプ？【黒バス日替わり】

12種類の結果パターン

あなたは今日はこんなタイプ - 2024年4月16日

虹村×料理が得意な子

「修造、今日部活ある？」
「あー、体育館使えないんだよな。つーことで作って」
「はいはい、てか部活あろうが無かろうが食べるでしょ」

私と修造は幼馴染である。
気づいたら一緒に居て、入院と仕事で早く帰ってこない両親の代わりに私が夕食を作る。私も、母はいない。
今日も例に漏れず、修造は私の家に来る。

「ねー、修造って私のこと好きなの？」
「はっ？なんでそんなこと急に」
「だって毎日私の家来んじゃん」

私と修造は所詮幼馴染であり、決して恋人ではない。特に質問に意味は無いが、まあ好奇心というやつだ。

「そりゃ…飯作ってくれるし…お前の飯うまいし」
「単純め」

…まあ、私は好きなんだけど。
そんなことも知らないバスケ馬鹿の修造は、私の質問に肯定の意を示すことは無い。けど、一緒に居られるなら、それでいいのだ。

「ただいまー」
「お邪魔しまーす、て、今日は親父さんいないのか」
「そーだね、今日は何食べる？」
「チャーハン」
「一昨日もそれだったよね」

文句をつけつつも、特に嫌でもないので作り始める。チャーハンは良く作るので、冷蔵庫に食材のストックは常にある。エプロンをつけ、調理する。

「はい、ご飯できた」

軽く返事をして、対面に座り食べ始める。

「あー、あのさ」

珍しく、修造が話しかけてきた。

「明日から、作んなくて良いから、夕食」
「え？」

話しかけて来たと思った矢先、こんな話なんて、信じられなかった。

「あ、まずい？まずかった？」
「いや、そうじゃなくて…
親父の病気を治すため、アメリカに行くんだ。お袋は置いてくけど、俺は付き添っていかなきゃ行けない。
だから、暫くは会えもしない」

帰ってきた言葉は、想像以上にショックで。このままの関係すら、続かないなんて、思いもしなかった。
そのまま私が呆然としていると、修造はチャーハンを食べ終え立ち上がった。

「ごちぞうさま。
あ、あと、一回しか言わないから聞いとけ…
俺はお前のこと好きだから！お前の飯また食うから！他の奴に誑かされんなよ！じゃあ！」

それだけ言うと、修造はダッシュで家から出て行ってしまった。
私はへたりと座り込む。

「なんだ…そうなの…
あんまり待たせたら、許さないんだから」

私は笑った、もしかしたら、朝昼晩と修造に料理を作ることになるかもしれない、そんなことを考えて。そして、

修造が置いていった荷物を届けに外に出た。


----------------------
オチすいません(￣ｰ￣;)

この作品には12種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：