【ミカグラ学園組曲】今日カレシ【日替わり】

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二宮シグレ
赤間遊兎
射水アスヒ
湊川貞松
九頭竜京摩
うさ丸
トンきゅん

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宣伝：ミカグラ作品「よかったら見てってください！」

新作
【ミカグラ学園組曲】再会ディマンド【赤間遊兎】

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7種類の結果パターン

好きなキャラ見れましたでしょうか？ - 2024年4月25日

彼氏さんは湊川貞松です！

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「貞松君起きてー？」

揺すっても、閉じられた目は開かない。

「……起きてくれないとキスとかしちゃうよー？」

……起きる気配は全然なかった。

「え、彼女がキスしちゃうよって言ってるのに起きないどころか微動だにしないの！？」

これはこれで酷いよね！？

「……貞松君、なんで寝ちゃったの？私と居るのつまんなかった？」

本音が、ぽろ、と零れる。
どうせ寝てるみたいだし。

「貞松君、起きてくんないと本当にキスしちゃうよ？」

それでもやっぱり微動だにしない貞松君は、本当に寝てしまったんだろう。
一つ溜息。

「……それは少し困る」
「！？」

さっきまで開きそうになかった瞳が、すんなりと開いて、薄茶の瞳が見えた。

「貞松君起きてたの！？」
「実を言うと私、一度も寝ていなかった」
「寝たふりだった！？」
「……YOUが疲れてるみたいだったから、私が眠ればYOUも自然と寝るかと思って」

心配して、くれてた？

「ただ、キスされそうになったのは想定外」
「ち、ちち違っ！あれは冗談！」
「……そう」
「……すれば、よかった？」

貞松君は少しだけ考え込んで。

「……しなくて、よかった」

……その返事はそれでちょっと辛いよ！？

貞松君は、自分から私に触れようとしない。
付き合ってるのにも関わらず、手だってつないだことないし。

「……初めては、私からしたいから、YOUはしなくてよかった」
「うん？」
「……初めてキスするときは、YOUからされるより、私からしたいから」

珍しく、ほんのりと頬を赤らめた貞松君。

「えっと……貞松君はキスするのが嫌なんじゃ？」
「どうして？」

貞松君はまた少し考えてから、私を抱きしめた。

「私は、YOUが好き。どうしてキスを嫌がると思うの？」
「え、いや、だって貞松君私と手も繋がないし、そもそもこんなのだって……」

抱きしめられたのは初めてだ。貞松君にしては、とてもとても珍しいこと。

「……こういうのは、恥ずかしいから」

貞松君の顔を盗み見ると、耳まで真っ赤になっていて。

「……貞松君、こっち向いて」
「嫌」
「いいから」

強引に唇を重ねた。

「……私からって言ったのに」
「じゃあ、二回目は貞松君からしてね」
「……それは、仕方ない。私が落ち着くまで待っていて」

顔を真っ赤にして、その顔を袖で隠した。

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貞松「YOU、評価とコメント、していってくれると嬉しい」