おこんばんわ、深菜御黒猫でございまし。今回は日替わりリヴァ.イ兵長(総受け)短編小説を作らせていただきました。
ご希望があればコメントでどうぞ。
死ネタ、暴力、ネタバレ、現パロ、モブリが含まれている事があります。
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あなたの本日の占い結果です - 2024年4月25日
リヴァリヴァ (地下街時代(10歳頃)リヴァイ×リヴァイ)
「…」
「…」
「…」
「…」
…これはどういう状況だ。
「…ねぇおじさん」
「あ"？」
「…もしかして、未来の…俺？」
…あの時の、俺。
「…多分な。」
そんな事を聞かれても分からない。
…何故、あの時の俺が今ここにいるのか。
ハンジらが開発した「雷槍」の訓練後、明日に備える為早めに就寝しようとしたらこれだ。
ボサリとした髪、痩せ細った身体。
…母さんが死んだ頃の俺だろう。
「…お前「母さんは」
「何の病気にかかって死んだの。…僕は誰の子供なの。…今の僕は…必要なの？」
「…」
…分かるか、そんなもの。
今だって知りたい事実だ。
「…俺に聞くんじゃねぇ」
「だって、おじさんしか知らないでしょ」
「…」
正論を言われても困る。
「さっさと帰れ」と言おうとすると、"俺"はのろのろと近付いてきた。
椅子に座っている状態の俺の膝に乗り上がり、正面を向かっている状態になった。
「…あ？」
「じゃあ、一つだけ聞く。
…おじさんは今、幸せ？」
…幸せ？
聴き慣れていない言葉に、眉間に皺を寄せる。
「…皺、寄せないで」
目の前の"俺"は、その一言を言い終わると
俺の額へと唇を付けた。
「ッ、…！？」
"…僕はその顔嫌い。"
其奴はその言葉を付け足し、俺の膝から降りた。
「…ねぇ、幸せ？」
もう一度、先程の言葉を述べられた。
…幸せか。
今の俺が置かれている世界は
常にドブの臭いがするような空気で満たされているような
クソみてぇな状態だ。
…"幸せ"とは、言い難い。
「…幸せとは言えねぇ」
「…ふぅん」
「…だが」
「…？」
「俺は…いい仲間に囲まれてる。
まだお前にゃ分からねぇだろうが…。
…そういう面では俺は"幸せ"なんだろうな」
目の前の"俺"はくすりと笑った。
「…そっか。
じゃあ、 楽しみにしてる。
…母さんと一緒に」
"俺"はそう言い終わると、「ばいばい、おじさん」と手を振る。
その瞬間、其奴は光に囲まれた。
光に耐えきれなくなった俺は、目を瞑る。
数秒たった後俺が目を開けると、
彼奴は居なくなっていた。
END
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