ほら、今日もまた。【すとぷり】

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ほら。

今日もまた。

愛される。

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・はじめての作品です。
・本人様とは関係ございません。
・パクりではありません。

さあ、誰に愛される？

5種類の結果パターン

ほら。愛されてる。 - 2024年4月23日

土曜日 (莉犬くん)

今日は土曜日。

金曜日までのストレスなんか忘れて、お出掛けしようかな、なんて。

呑気に考えてたんだけども。

まあ、私の彼氏は作業中。

忙しいのはわかってる。誰よりも。

だけどさ。もう一週間も話してない。

同棲してるのに。

私、駄目だったのかな。

私、"カノジョ"をちゃんとやれてるのかな。

そんなこと考えてた。

ガチャ
部屋のドアが開いて、彼が顔を覗かせる。
莉「YOU、今作業終わったよ。何処か行こっか‼」

そんなこんなで出掛けることになった。
莉「ねえねえ、どこ行きたい？って言うか、久し振りのお出掛けだね‼」
貴「…うん。」

本当に久し振り。もしかして、浮気、されてたのかな。怖いよ。

まともな返事も出来ずに、時間は過ぎていってしまった。
莉「………。YOU、ちょっと来て。」

心なしか、雰囲気が少し怖い。ああ、別れ話かな。私は貴方のことが好きなのに。

莉「YOUさ、どうして返事してくれないの？………。もしかして、もう、俺のこと、嫌い？
俺はYOUのこと好きなのに。どうして?」

ああ、違うのに。
貴「…。だって、最近、忙しそうで。まともに話せてなかった。………。寂しくて。もう、嫌われたのかと思ったの。……………。ごめんなさい。」
莉「っふふふっ。なんだ、そんなことかぁ。ビックリした。w」
貴「………………。何でそんなに余裕そうなの？」
莉「っ、YOU、俺だって余裕無いんだよ？」

暗い路地裏で、壁ドンをされる。身動きがとれない。

莉「YOU、声、出さないようにね？これからタップリ、構ってあげるから、さ?」

彼は、不敵な笑みを浮かべた狼へと、変わっていった。

ほら。今日も。彼は一枚上手。