

《もくじ》
1 傘、ブレザー、拗ねる君-りうら ※学パロ
2 かっこいい彼女 -ほとけ
3 レインコート -初兎
4 油断禁物 -ないこ ※スパイパロ
5 お隣さん -If
6 雪の日のこと -悠佑
7 愛しい日常 -こえ
8 会いたいって -れる ※死ネタ
9 笑顔出会えますように -くに※学パロ?
10 罰当たり -こったろ
11 残ったヘアピン -如月ゆう
・お話は随時追加していきます
・基本推し目線で語られます
・なんじゃこりゃってものばっかりです
・ジャンル関係なく色々なものが入っています
・地雷注意
素敵なCSSはこちらから↓
https://uranai.nosv.org/u.php/novel/5053b098713/
11種類の結果パターン
今日のお話は…? - 2025年5月13日
罰当たり-こったろ
会いたかった。
色素の薄めな髪も、透き通るような白い肌も、無表情で見つめるその視線も。
全てがあのときのままだ。
「こったん。わたしね、おとなになったの。」
相変わらずぬいぐるみを抱えて話す様子は、可愛らしい。
しかし、華やかさと綺麗さが混在しているように感じるのは何故か。
この赤い振り袖がこれほど似合う人は、会ったことがない。
「この着物、おぼえてる?」
そんなこと聞かれても、覚えていない。
ポツリポツリと話すYOUを前に、本当は返事をしなきゃいけないはずが体が動かなかった。
喉が張り付いたみたいに声が出なくて、ただ、見つめることしか出来ない。
「これね、むかしね、こったんがね、わたしにきてほしいっていったの。」
そうだっけ…
そんなこともあったかもしれない。
一緒にいる時間が長すぎて、昔のことなんてすっかり忘れていた。
「わたし…にあってるかな」
似合ってるよ
世界一、似合ってる。
そう言ってあげたいのに…
クソ、なんで動けないんだよ、俺は。
だからあの日も───
「こったん。大好きだよ。」
無表情が崩れて、にこりと微笑む。
「世界で一番、だいすき。」
あ…
「こったん!」
「え?ああ。」
「もー!ちゃんと話、聞いてる?」
こったん、と呼ぶ声を聞くと、あの日を思い出す。
とても寒い日だった。
辺りは真っ白な雪で埋め尽くされ、彼女の紅が一際目立つ。
「元気でね。」
そんな一言で、俺の幼馴染はどこかへ旅立ってしまった。
俺が想像するよりもずっと遠い場所へ。
また会えるかな、なんて。
そんな欲張りなこと、考えたら罰が当たる。
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す ず な の 。@永遠のりうっこ - しょーくんでしたっ!れいんこーとあったの?! (12月19日 7時) (レス) id: 330433f219 (このIDを非表示/違反報告)
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