【文スト】今日は誰の料理を食べたり手伝ったりする？〔男主〕〔リク停止〕

9種類の結果パターン

今日は……、 - 2024年4月25日

太宰さんとお料理を作りましょう！



「お前莫迦っ！何入れようとしてんだよ！？」
「え？包帯」←
「せめて食べ物を入れてくれ！」
「美味しいよ？」
「お前の味覚だったらな！俺の、というかお前以外の全世界の人類は不味いと判断するわ！！」
「…むう…じゃあこっちを…」
「うわああああああああ！！！！何で泥団子！？ガキのおままごとじゃねぇんだぞ！？」
「……煩いなあ」
「…お前…」
「ふふん！…ひゃっ！冷たっ！！何すんのさ！！」
「ああ！？」
「中也みたいに口悪くしないでよ！」
「誰の所為だ！」
「私？」
「……」

　はあ…と深いため息をつくYOUに太宰は楽しそうにフフッと笑う。
　数センチほど自分より身長の低い太宰を見下ろした。

　るーるー♪と下手くそな鼻歌を聞きながら自分の手を動かす。

　…と、太宰の手を掴んだ。

「…？」
「焦げてる。ちゃんと手動かせ」
「…飽きた」
「…」

　―――…確かに俺も飽きたけど。

「…あと一寸だろう」
「判ってはいるけどさあ…面白くないんだもん」
「……お前はもう少し趣味を持て」
「…それ前にも誰かに云われた気がする」
「…というか料理って面白くないか？」
「だって君がいるから面白いことができないんだもん」
「…はあ？」
「料理なんて面白い物入れておけばおいしくなるのだよ」
「…意識ぶっとぶぞ」
「……常識通りって面白くないじゃん」

　莫迦だ。
　判っていたことだが。

「…じゃあ今度は…」
「もういい、黙ってろ」
「えぇー…」
「黙って俺の云うように動けこの莫迦」
「…そんな云い方するなら聞かないっ」
「…ドウカワタシノイウコトヲキイテイタダケマセンデショウカ、莫迦野郎」
「うわあ…最後の所だけ感情がめっちゃこもってる…」
「さっさと動け」
「は〜い」

―――……。

「…何とかできた…か？」
「うわあ、意外とおいしそうにできたね！」
「…咖喱でこんなに時間かかっていいのか…」
「こんなにって云ったって五時間ほどだよ？そんなものでしょ」
「んなわけあるか」
「そうなの？ま、良いじゃない」
「…食べてみるか」


　―――……。結論から云わせてもらえば、唯の有機物。

　…味など炭としか云えない物だった。


　太宰と料理をしてもまともな物にはならない。

　はい、判っていましたとも。
　でも一寸した期待があったのだよ。

　見事に破られたけどもさ。



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