ねぇ、こっちむいてよ。（歌い手）

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ほら、また見てくれない…

気がつけばいつも他のことばっか…

それも大切だって分かってる…でも、

振り向かせたい…

だからさ、

「こっちむいてよ…。」

・そらる×同居
・まふまふ×ゲーム
・あほの坂田×ダンス
・うらたぬ×デート→(作成中)
・luz×居眠り
・sou×学校
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どもども！！林檎と申します！ついに歌い手さんに手を出してしまいました！ｗｗ
と言ってもキャラ崩壊してる可能性大！！！
でも大好きな人ばっかり書いたんで、もう書いてる時からニヤニヤが止まらないｗｗまぁ、みなさんもニヤニヤしながら読んで下さいね〜(*´艸`*)

5種類の結果パターン

どこ向いてるの？ - 2024年4月25日

(sou×学校)【sou→奏】
sou side

学校の裏庭…自然豊かで僕の一番のお気に入りの場所
一番目立つ桜の木はそろそろ緑の葉をつけようとしていた

いい天気だし、昼寝でもしようかな…
そう思い、その場に寝っ転がった時…

YOU「奏先輩！」

桜の木の向こうから聞こえた声
声の主は僕を見つけると走ってこっちにやって来た

見なくても分かる
あぁ、またYOUか…

最近ここによくやってくる後輩

犬みたいに人懐っこくて、初めて会ったときからすぐに懐かれた

ほら、やって来たら子犬みたいなくりくりした目で僕を見つめるんだ

奏「ほんと犬みたいだよね…」

思わずYOUの頭に手を載せ、愛犬を可愛がるようにクシャクシャと髪をかき回す

でもそれはYOUには不服らしく僕の手を払い除け、怒ったように僕を見つめ返した

YOU「犬って酷くないですか？！私だってこれでも華の女子校生です！」

そう言ってまだ着慣れてない制服で一回転をするYOU

周りの草花も起きた風に釣られて揺れている

奏「…そうだ、前ここにいた子猫、母親の所に帰ったみたいだよ」

YOU「ほんとですか！？良かったぁ…迷子のままだったらどうしようって心配しましたよ…」

安心したように笑顔になるYOU
何故か俺まで笑顔になる

この雰囲気は嫌いじゃない…
他愛もない会話をして２人笑って、この場所でのんびりと時間を過ごす…

いつまでもこの時間が続けばいいのにな…
この時は自分の気持ちの名前なんて知らなかった

だからきっと僕に罰がきたんだ

もう一度桜が咲く頃には君はここに来ることはなかった

理由なんて分かってる
YOUに好きな人が出来て、その人と愛し合えたからだ

この桜の元で結ばれた２人はいつまでも幸せになれるというジンクスがある

自分の好きな場所で幸せな出来事が起きたのだからいいじゃないか…
そのジンクスだって教えたのは僕自身…

なのに…

なのになんで泣きたくなるんだろう…
なんでこの場所が嫌いになりそうなんだろう…

ここにはYOUとの思い出が多すぎる…
どこを見てもYOUの姿が思い浮かぶんだ…

この気持ちの名前はもう分かってる

いや、ずっと前からもう分かってた…

でもその先に進むのが怖くて知らないふりをし続けたんだ

もう遅い…
君はもうここにはやってはこない…

でも…
今更遅いけど伝えさせて

僕は…

奏「……YOUが好きだ。」
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sou「評価したら伝えるよ。」