甘えちゃってもいいですか？【最/俺】

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:374 hit

日替わりの最俺さんを作りたかっただけなのです…許して…(?)

「」=御相手
『』=貴方

キヨ
《寒い日には》
《てんしょん》
フジ
《かぜぐすり》
《あつい、あまい》
こーすけ
《不器用だけど》
《俺だって》
ヒラ
《泣きたい時は》
《おしおきします》

8種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年4月25日

今日はこーすけです！

✄－－－－－－－－－－－－－－✄
《不器用だけど》

俺には彼女がいる。
可愛くて、優しくて、いつでも俺を支えてくれる。
辛い時にはそばに居てくれて、悲しい時には励ましてくれて、とにかくよく出来た彼女なのだ。
そんな彼女に少しでも何かを返したくて、俺はプレゼントをネットで調べる。
「ネックレス…はなんかちょっと重いしなぁ…マフラー…は時期が違うだろ？」
独り言を呟きながら、頭を悩ませる。
こんなに悩んだことは今までにもあんまり無かった、人のことでなんて尚更だ。

誰よりも大切な彼女だからこそ、沢山悩むのだ。

調べているうちに、ふとひとつの案が俺の目に止まる。
「クッキー、かぁ。」甘いお菓子なら、彼女も好きだ。きっと喜んでくれるだろう。
「よし、作ってみるか！」
彼女の笑顔が見たくて、俺は彼女にクッキーをプレゼントすることにした。

それから何度かトライしたのだが、形のいいクッキーはひとつも出来なかった。
不器用で、所々焦げたクッキーが大量にキッチンに並ぶ。
「…これじゃ、喜んで貰えねぇかもなあ…」とひとりで苦笑いしたときだった。

『こーすけっ！』不意に後ろからぎゅっと抱きしめられる。
「わっ！？YOU！？」と俺が驚けば、『会いたくて合鍵で来ちゃった』なんて可愛いことを言うYOU。
そんな彼女を愛おしく思いつつ、クッキーを隠しきれないことに俺が焦ったその時だった。

『…これクッキー？』YOUがキッチンに並ぶ不器用なクッキーを見ながら俺に聞く。
「そっ、えっ、そうだけど」突然聞かれたことに驚いて焦って返せば、YOUはひょいとひとつ摘んで口に運んだ。

「えっちょ！それ焦げたやつだから！」口から出しなさい！と怒るも、彼女はモグモグと口を動かしたあとクッキーを飲み込んで、ぱっと花が咲いたように笑った。
『美味しい！！私のために作ってくれたの？』キラキラした目で聞いてくる彼女に、素直に頷くと、『ありがとうこーすけ！』と彼女は笑いながら抱きついてくる。

彼女が喜んでくれたならいいか、と俺は笑って彼女を抱きしめ返した。