吸血鬼の彼【stpr】

21種類の結果パターン

今日の彼は？ - 2024年4月25日

信号機組 【取り合い】

私のクラスには、顔面偏差値の高い、一人一人個性が強めの3人組が居る。
しかも、3人とも吸血鬼で。

その3人の名前は、莉犬、ころん、るぅと。
髪色は赤、あお、黄色で信号機のようだから、信号機組と呼ばれている。

多分、カースト的にも絶対私には関わりなんてないと思ってた。

そんな考えは無駄だったんだけど。

ある日の放課後。
私は部活動にも所属していないので、教室で1人、ひたすら勉強していた。

？「何してるの？」

びっくりして、声の方を向くと、信号機組の1人である、莉犬くんがいた。
『り、莉犬くん...なんもすることないから勉強してるの。』

そう言うと、莉犬くんは「へぇー！勉強熱心ですごいねー！俺にも勉強教えて欲しいくらいだわ笑」と、笑顔で言っていた。

その後の沈黙。
気まずいな、なんて思ってたら、莉犬くんがしゃべり出した。
「あのさ、俺が吸血鬼だってことも、知ってるよね？お願いなんだけど...血、飲ませてくれない？最近貧血気味でさ...」

え、なんで私？
他の子でも良くね？
まぁ、貧血気味って言ってたし...
『...いいよ。全然』

私がそう答えた時、ドアの方から声が聞こえた。

？「あー！！莉犬くんがまた女の子口説いてる！」

？「またですか！？ほんとに莉犬は...」
莉「げ。ころちゃんと、るぅとくん..」

え、信号機組が揃ってしまった。
大丈夫、私、明日クラスの女子にしばかれたりしないかな。

こ「そういえば、莉犬くん。なんでこの女の子口説いてたの？」

莉「...最近貧血気味だから..」
あからさまにしゅんとしてる莉犬くん。
こ「へぇー....」

るぅとくんと目を合わせて、ニヤッとするころんくん。

こ「そのこの血、僕にも飲ませてよ！」
『！？』

莉「はぁ？やだね！俺が言ったもん！」
る「えー、2人が言うなら僕も飲みたいです...」

何を言ってるんだこの3人は。
なんて思ってると、3人ともこっちを向いた。

「「「YOUは誰に吸われたい？」」」



莉「ひよりさんリクエストありがとう〜！
これからもこの作品よろしくねー！」

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