イナGOキャラと！？

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煌めく日々 - 2024年4月25日

私は、蘭丸が好きだ。



授業中も休み時間も部活のときだって、視線は自然に彼へ向かってしまう。



「YOU！」


その笑顔、その声、その瞳。
全て私のものにしたくて。






.






.






「好きなの、蘭丸のこと」


思い切って、告白した。
この気持ちに嘘はつけない。

溢れ続ける私の蘭丸への想い。
伝えたくて、伝えたくてしょうがなかった。
「ごめん」





その一言は、とても冷たかった。





.






.




「ひっく、ひっく、っっ」

誰もいない、部室で一人泣く。
フラれたんだ。あたし。

…蘭丸は私のこと、ただの友達って思ってたんだ。
そっか、そうだよね。よくよく考えてみたらそうだ。


……はあ
部活、行きにくいな





そのとき。部室の自動ドアが開く音がした。

「っ！」




神童くん。

目を見開いて、驚いてる。



「えっ、どうしたんだ、そんなに泣いて」

「っ、みないで」

「…何かあったのか？」

「別になにもないからっっ…」

「…YOUは 嘘をつくとき、別にって言うよな。話してみると楽になるぞ」

「…」


震える私の背中をさする神童くん。

私の口は動き出していた。




〜


「そうか、霧野が…」

「…」


神童くんは、私の隣に座って真剣に話をきいてくれた。目を見て。

「話きいてくれてありがとう、心が軽くなったよ」

「俺でよければ、いつでも話聞くよ」

そう言って、にこりと笑う。



.



「それじゃあ、また明日」

「うん、家まで送ってくれてありがとう」

「ああ また一緒に帰ろうな」

私はうなづき、家のドアを開けた。
ちゃんと家に入るまで見送ってくれる神童くんは優しいな。




.


「………霧野が羨ましいよ」
神童くんが、こんな言葉をボソッと言ったのは、空耳かもしれない。

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